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前回は、リマからクスコへのバス移動の詳細、バス会社についての情報を主にシェアしました。今回はいよいよそのバスで、クスコへ出発しましょ〜。

どのバス会社を選んでもルートは同じはずなので参考にしていただけると思います。

目次

リマからクスコへのバスは鬼。

さて、前回なぜ私が「リマからクスコへのバス移動は南米バス移動での鬼門です。」と書いたのか...それは、高山病を最も発生しやすいルートだからです。

まず、リマからクスコはバスで20~22時間かかります。ほぼ一日です。出発のバスの時刻はある程度決めることができますが、ほとんどの方が11~16時頃に出発すると思います。

リマは標高ほぼ0m、そして、クスコはアンデス山脈中にあるので標高約3,400mです。これを20~22時間かけて登っていくのですが、問題はその登り具合なんです。

一般的に、高山病は約2,500mくらいから発症する(成人)と言われています。

その地点までゆっくり登っていくとよいのですが、リマからクスコ間のバスの移動ではこの2,500m付近の地点まで一瞬で登っていくんです。本当にあっという間です。そこからは3,400mまで上下しながら徐々に上がっていくといった感じです。

さらに問題なのが、この一気に登る時間帯がなんです。

詳しくは、旅で気を付けること(準備編)の「4. 高山病対策について」で触れていますが、高度のある所で寝ると脳に酸素が行き渡りにくくなって高山病になる可能性があるので基本的には寝ないほうが良いんです。

少しわかりにくかったと思うので以下の時間図を見てみてください。

出発して8時間経ったくらいに2,500mくらいにたどり着くのですが、もし11時以降に出発した場合、ちょうど眠くなる頃に2,500mに到着するのがわかるかと思います。

正確には24時頃にはすでに2,500mに到達していますので高山病になる条件は十分なんです。

私は14:30くらいにリマを出発しましたが、高度が2,500m程度になったのは21時~22時くらいだったと記憶しています。そのあとは寝らずに、アプリを使って逐一高度を計測していたので一気に高度が上がっていく様子がわかりました(最高高度は4,000mでした)。上の時間図が完璧だとは言いませんが、おおよそこんな感じだと思っていただいて構いません。

高山病の対策については↓でまとめているので目を通してみてください。

私は超がつくほどの心配性だったので高山病にはなりたくなくてそのための対策なら何でもやる!といった感じでした。ここまで神経質になる必要はないと思いますが、記録として残しておきます。

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リマからクスコ間のバス内で行うこと(お勧め)

1. バスに乗る前には高山病対策の薬を飲んでおく

高地につく24時間前などに高山病を抑える薬を飲みます(各処方箋に従ってください)。私は忘れていてバスに乗る直前に飲みましたが、なんとか大丈夫でした。

これで脳に、より酸素を送る準備を体がしてくれるでしょう。

2. バスに乗ったら寝る

バスの出発時間帯でも変わってくるのですが、夜12時付近は2,500mより高度が上がっている頃なのでできれば目を覚ましておきたいです。

深呼吸ができると酸素を多く取り入れることができるので、少しでも高山病になるリスクを軽減できます。そのために寝だめしておきましょう。

私はすぐには寝ることができなかったので夕方くらいから寝て20時か21時くらいに起きました。

3. 水分はこまめに!

水分を取ることも高山病対策になるようです。トイレは近くなるかもしれませんが、こまめに水分補給をしましょう。

4. 高度が上昇し始める頃は起きておく

バスで夜ご飯が出されると思うのでその頃に起きてもよいですね。高度が上がり始めてから自分の体がどうなるのかを把握していなければなりません。

個人差があるので答えはないのですが、2,500m超えると直ぐに心臓の鼓動が早くなる方も実際にいます。

5. 自分で大丈夫だと判断したら寝る

正解がないのでなんといえばよいかわかりませんが、自分の体の調子で寝てもよさそうなのか、そうでないのかを判断してください。

私は全く何の症状も出ませんでしたがビビりなので3時までは起きていました笑。

到着後、気分が悪くなったら

もし、クスコに到着した際に気分が悪くなりちょっとやばいかも、と思った方はホステルで休むといった方法もありますが、クスコに用がないならば、すぐにウルバンバやオリャンタイタンボなど高度の低いところ(2,600~2,800m)へ移動すると楽になるはずです。

誰もが高山病にはなりたくないと思います。また、個人差があるので当日にならないと分かりません。でも対策は事前に行うことができます。上記は私が行ったことでありこれが正解かどうかは保証はできません。私はただ「脳に酸素が十分に行くように」と意識していましたので皆さんもお気をつけください。

ウユニ塩湖に行ったときに日本人の方と高山病について話すといろんな方がいて勉強になりますよ!

最後に高度測定iPhoneアプリだけ再度載せておきますね。いくつか無料のアプリを試してみてこれがいいかなってやつを選びました。皆さんも各自探してみてください。役に立つかもしれません!

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