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旅行先についてから「あぁーこれ準備すんの忘れたぁぁぁー」ってなるの嫌ですよね。

旅行前に特に考えて準備しておくことについて書いていきます。

具体的には、以下のことについて触れていきます。

1. 携帯電話について

携帯電話を持って行くにあたり、何点か準備しておく必要があるのでそれについてみていきましょう。自分の携帯電話をそのまま持っていくのもよいですが、長い旅で盗難が心配なら安いスマートフォンを買ってよいかもしれません。

1. 出発前はデータのバックアップを取っておく

前にも言ったように海外では何が起こるか分かりません。盗難もあれば、水没などのアクシデント(特にウユニ塩湖など)もあります。出発前は必ずバックアップを取っておくようにしてください。

2. データの保存場所を確保しておく

旅行中に撮影した写真や動画をクラウド上に保存できるようにGoogleDrive(無料15G)やDropbox(無料2G~)などのアカウントを作っておきましょう。最悪な場合に対応できます。パソコンを持って行く方や取るデータが多くなりそうな方は外付けHDDに保存してもいいかもしれません。

3. Wi-Fiにむやみ繋がない

Wi-Fiによって世界中どこにいてもインターネットに繋がる世界になりました。空港やバスターミナル、ホテルやカフェなどでもWi-Fiを利用することができます。海外に限らず日本でも同じなのですが、早くインターネットを使いたいからといって詳細のわからないWi-Fiに繋ぐことは絶対にやめましょう。詳しくは延べませんが、個人情報が盗まれる危険性があります。

VPNを使うという選択肢もありますが、その場合はしっかり調べて決めないとVPNを利用しても意味のない、もしくはよりひどくなる可能性もあります。(私はVPNは利用せずに行きました。)

Wi-Fiに繋ぐときは繋ぐ先が信頼できるどうかはしっかり確認してください。

4. 携帯電話の端末識別番号(IMEI)を保管しておく

IMEI(International Mobile Equipment Identity)の略です。細かいことは説明しませんが、簡単にいうと、この番号は世界に一つあなただけの携帯電話に与えれた番号で、携帯を無くした時にデータ利用の制限をする時や、その携帯電話があなたのものであると特定するときに使用します。警察に盗難届を出す時などに一緒に提出できるようにしておきましょう。

IMEIの確認方法は以下です。

【iPhone/iPad】
・設定→一般→情報→IMEI
・「*#06#」に発信する
・端末の裏の下方で確認する
※その他にも、シリアル番号やICCID、MEID等の情報も同じ設定のところから確認できるので不安な方はメモしておくようにしましょう。

【その他の携帯電話】
・「*#06#」に発信する
・電池パックをはがして確認する

Simカード

最近はSimフリースマホが増えましたね。旅行中に携帯を使いたい方もおられると思います。

Simカードが空港で購入できるのは皆さんご存知でしょうが、それ以外のところでは旅人はどうしているのでしょうか。

結論から言うと、Simカードはなくても旅行はできます。海外のホステルやカフェなどのお店にはほぼWi-Fiがついているので心配ないでしょう。

ただ、あるに越したことはないと思います。旅中に見つけたら購入という方法や、予算のある方は世界対応の「OneSimCard」などといったものをあらかじめ購入しておくと良いかもしれませんね。

Simカードは「◯G(ギガ)使いきったらGを追加購入」というシステムがほとんどです。各国で全く違うので購入前に確認しましょう。

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2. クレジットカードについて(私のお勧めするキャッシュパスポートについて)

クレジットカードについては、バックパッカーの持ち物にも書いたように、二枚ほどあったほうが良いかと思われます。一つが盗難や、何かしらのハプニング(スキミング被害)などで使えなくなったりした時の保険です。ViSAカードのほうが範囲が若干広いですが、MasterCardでも全く問題ありません。

店によって様々ですが、カード対応のシールが窓に貼ってあっても使えない店もたくさんあります。(店員さんに「機械が壊れているから今は使えないの」と言われます。私はほとんどが嘘だと思っています。説明は省きますが現金のほうが店側は何かと良いようです。さすが外国。笑)

カードを持っていない方には、私がお勧めするのはキャッシュパスポート
です。(リンクから詳細)

簡単に説明すると、9つの通貨を同時に持つことができ、スペアカード付きで、インターネットから簡単に入金でき、かつほぼ全ての通貨に対応できるのです。正直、キャッシュパスポートは重宝しました。普通の海外留学にも旅行にも使えますし、もちろん国内でも使えます。簡単にカードも受け取れるのでお勧めです。

1. 9つの通貨を同時に持つことができる

日本円はもちろん、アメリカドルやユーロまで幅広く持つことができます。為替の良いときに入れとけば金額も節約できたりしますよ。もちろん、このカードに入っていない通貨もATMから引き出せます。

2. スペアカード付き

このキャッシュパスポートにはスペアカードというものがついています。もし、メインのカードが盗難されたり、壊れたりした際に、電話一本でメインカードをストップさせ、スペアカードに切り替えることができるのです。電話も日本語対応があるので大丈夫です。ふつうは無くしたりすると相当動揺しますが、キャッシュパスポートなら一回までなら安心です。私はこのカードしか持って行っていません。

3. インターネットから簡単に入金

インターネットから簡単に入金できます。詳しくは、HPに載っていますが、だいたい二日あれば入金が完了します。やり方を家族等に教えておけば、家族に入金を頼むこともでき便利な機能です。

4. ほぼ全ての通貨に対応できる

日本で作ったVISAカード等では、海外のLCCのサイトで格安航空券を買う際に対応できないという件も多少発生しているようです。しかし、このカードだと全く心配いりません。世界210ヶ国に対応もしており、私は実際にviva colombiaやCtrip等の海外サイトでも問題なく使うことができました。

キャッシュパスポート

3. AIU保険(海外旅行保険)について

海外保険にどれが良いとかは特にないので個人が好きな会社をお選びください。私はAIU保険(※現在は、海外旅行保険のAIGに名称変更)で契約させていただきました。途中で保険期間を延長することもでき、安心です。海外旅行保険はお金はかかりますが入るべきです。命に何かあってからでは遅いですからね。

コースも安いものから高いもの(死亡保障付)まで様々です。AIU保険では対応マニュアルのような手帳がもらえるので安心です。また、万一病院へ行った際でも保険に加盟している証明書を見せるだけで良いので安心だと思います。この証明書のスペア用のものももらえたと思いますので、更に安心です。

オンラインで申し込みができます。

海外旅行保険のAIG

4. 高山病対策について

高山病とは

高山病(こうざんびょう、altitude sickness)とは、低酸素状態に置かれたときに発生する症候群。(Wikipediaより)

高山病は、標高が高く気圧が低いところで起こります。データでは通常2,500m以上から発症する人が出てくるといわれています。血中酸素濃度が低下し、吐き気や頭痛などの体の不調をもたらします。人によって症状とその度合いは様々です。

高山病対策については「ダイアモックス」という薬が有名です。おそらく日本では病院で処方してもらう必要があります。予防注射を打つときに一緒にもらいましょう。

南米では、ペルーなど薬局で普通に購入できる国もありますが、日本で準備しておくのが無難ですね。

高山病の対策にはいくつかの方法があります。もちろん、個人差があるので対策をすれば良いというわけはありませんが、しないよりはしたほうが良いということです。

1. 水分を取る

水分不足は血液の循環を悪くするため、脳での酸素不足につながります。こまめに水分補給をするよう心がけましょう。

2. 深呼吸をする

深呼吸をすることで酸素を多く取り込みましょう。空気をできる限り吸い、ゆっくりと吐き出す深呼吸を行いましょう。

3. アルコールは摂取しない

アルコールも酸素吸収の効果を下げるのでよくないと言われています。

4. 高山病対策の薬を飲む

高地(標高2,500m以上)につく前から飲んでおくといいです。処方する際に言われるかと思います。酸素を吸収しやすくする薬です。

5. 高度のある場所では寝ないようにする?

寝るなとは言いませんが、これは非常に重要なことで人間は寝ると呼吸が浅くなり酸素を多く取り込むことができなくなります。目を覚ました途端から急に高山病に苦しむことになります。

例えば、南米を旅している方はマチュピチュに行く際にほとんどが夜行バスでリマ(ペルーの首都)からクスコへ向かいます。ペルーからクスコへは夜行バス(私は出発は夕方でした)で21~22時間かかりますが必ず夜が来るんです。しかも厄介なのが、一気に高度が2,500 mになりますし、その時間帯が夜の寝る時間帯だというところです。なので、上記の高山病対策をしっかりとしておく必要があります。

私個人の対策法と体験についてはそのページで詳しく記載します。リマからクスコへのバス移動~後編~

念のため私が一番使いやすいと感じた高度を確認できるiPhoneアプリを紹介しておきます。もちろんオフラインで使えるのでどこにいてもおおよその高度を確認することができます。

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6. 高度を下げる

高度を下げることで酸素を取り入れることができるようになるためすぐに回復します。

例えば、クスコ(標高3,400m)で高山病にかかった方はすぐにその場を離れましょう。(ウルバンバ、オリャンタイタンボは標高2,600~2,800m)すぐ楽になります。

7. 酸素ボンベを持っておく

参考までにですが、旅中で出会った方で高山病になった方が、酸素吸入をしたら一瞬で治ったと言っていました。どこで手に入れたのか聞くのは忘れました。

5. 旅行先の治安情報について

出発前は、旅行先の治安情報をしっかりと調べておいてください。海外は日本と全く違います。夜に外を出歩くことが自殺と同じようなことである国も少なくはありません。

あまり書きたくはないですが、残念なことに、先日オーストラリアのメルボルンでもテロと思われる人質の事件が起こってしまいました。オーストラリアは比較的心配のいらない安全な国でしたが、そのオーストラリアでさえ今はもうわかりません。日本人は本当にテロに関する危険を軽く見過ぎています。絶対に日本と同じ感覚ではいかないようにしてください。

各国の治安については外務省がレベルをつけてリアルタイムで報告しています。必ず参考にし、どこが危険な区域なのか、どのような危険があるかを調べておいてください。

外務省海外安全ホームページ

また何かあった時に備えて、「たびレジ」に登録することをお勧めします。

たびレジとは外務省海外旅行登録のことで、あなたの旅行期間と滞在先、連絡先などを登録しておくと外務省から滞在先の安全情報や緊急連絡が受け取れるというシステムです。帰国後は個人情報を削除することもできますので安心です。

たびレジのサイト

何か起こった時に備えて準備はしっかりとしておきましょう。

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