バックパッカーって大きなリュックを持って世界中を旅しているイメージがありますよね。
でも意外と最低限必要なものって少ないんですよ!
では旅行中に最低限必要になるものって何でしょうか?
最低限必要なもの
私が南米旅行をした際に、最低限必要だと感じた持ち物について挙げていきます。もちろん、物によっては、あなたがいらないと感じたら持っていく必要はありません。
誰しもが必要なもの
バックパック
もちろんこれがないと始まりませんね。ただ、バックパックのサイズは人それぞれだと思います。自分が持っていきたい量でサイズは変わると思うので持ち物を決めてからバックを買ってもいいかもしれません。
私は登山用の50Lのバックパック(防水カバー付き)と普通のリュックサックの二つで南米を一周しました。
私の場合は飛行機に乗る際、全ての荷物(上の写真二つ)を機内持ち込みしたかったのでこれらを選びました。
また、大きな荷物を持って移動するのでいかに軽くするか、も非常に重要です。重い荷物は底の方や背中側に入れる、など荷物の入れ方にもコツがあります。
加えて、雨天用の防水カバーも購入しておくことを強くお勧めします。基本的にバックパックにはこのカバーを常につけておくとよいです。雨天時以外でも盗難防止とバッグを汚れから守る二つの利点があります。バックパック購入時に一緒についてくることもあるので確認して購入しましょう。
※注意
海外の国際線では何があるか本当にわかりません。バックパックなのでカッターで切られたらそれで終わりですし、ロックでも完全には盗難を防げません。例えば、ファスナーのチャックはボールペンで簡単に開きます。
スーツケース
「バックパックの代わりにスーツケースはどうなの?」と思う方もいると思うのでわかる範囲で答えていきます。
ヨーロッパに旅行に行く方はスーツケースの方が多いと聞きます。もちろん旅行先や旅のプランでも変わってくるとは思いますが、私は大きなバックパックの代わりにスーツケースでもよいと思いますし、パソコンなどの精密機器を持っていく方はむしろスーツケースのほうが良いかなと思います。(コロコロできて楽ですしね)
南米に関しては旅行を終えて、よっぽど大きなスーツケース(100Lなど)でない限りは問題ないと思います。正直、私が次行くとすれば機内持ち込みサイズのスーツケースとリュックサックで行くと思いますが、まあ人それぞれですね。
スーツケースは購入するとなるとハードルが高いですが、今はバッグだけでなくなんでも、DMMでのレンタルができるみたいなのでわざわざ購入しなくてもいいみたいですよ!!リーズナブルですね。
リュックサック(外出時)
メインのバックパックとは別に外出時用のリュックはあったほうが良いと思います。もし、バックパックにある程度荷物を入れることができるなら、小さい肩掛けバックのようなものでもよいかもしれませんが、小さくて肩にかけるタイプは盗難される可能性は上がるかもしれません。
また、外出時、移動時に飲み物やスナックを運ぶと思うので出国する際に空きに余裕があるくらいのリュックをお勧めします。
携帯、タブレット、パソコン
携帯は必須です。VPNについては心配する必要はないと思いますが、むやみやたらにWiFiに繋ぐことはやめましょう。携帯電話の使用等について詳しくは、旅で気を付けること(準備編)に書きます。
タブレットやパソコンは個人的には無くてもいいと思います。理由は、場所を取り荷物が重くなるのと壊れたり盗まれたりしたときがショックだからです。
インターネットが使える店やホステルなどにパソコンがあることもあるので、旅行中に仕事がない限りはいらないと思います。旅はスマートフォンで何とかなります。
携帯用の携帯充電器
携帯のバッテリー持ちが悪いなら持って行っても良いかもしれませんが、まぁ道端や駅などどこでも買える(性能はわかりませんが...笑)ので出発時はなくてもいいでしょう。必要な方は軽いものをお勧めします。
パスポート(コピーも)
言う必要はないですね。必須です。ないと入国、出国ができません。
スキミング防止のパスポートケースがあるとベストです。また、顔が写っているページはコピーも持っておきましょう。もし、パスポートが盗難された際に、コピーがあると幾分か助かります。
イエローカード(コピーも)
国によっては日本のように安全、安心でない場合があります。
イエローカードとは、要は「予防注射を打ちましたよ」という証明書です。クリニック、病院でもらえます。国によっては予防注射を打っていないと入国許可ができないってとこもありますし、また、国によって打つべきワクチンが違います。
日本に存在しない病気などにかかると即死パターンもあり得るので、お金はかかりますがしっかりとクリニックで相談して行ってください。
南米に行く方は、最低でも黄熱病(イエローフィーバー)、破傷風、A型肝炎の予防注射は必要かもしれません。
ちなみに、2017年3月3日から黄熱病にかかるリスクのある国からボリビアへの入国にはイエローカードが必須となりました。
「マチュピチュ」から「ウユニ塩湖」に行くルートは王道なのですが、今後その際にイエローカードの提示が必須となります。日本から直接行く場合は大丈夫なようですが、受けるべき予防注射は受けておいて損はしないと思います。
各国の大使館ホームページ等を確認しておきましょう。ボリビアに関しては、在ボリビア日本国大使館HPを参考にしてください。
注射に加えて、標高の高いところへ行く予定の方は高山病対策の薬「ダイアモックス」を病院で処方してもらいましょう。(高山病についてはこちら)
電源変換プラグ
国によってコンセントのプラグのタイプが違います。AやC、Oなど様々です。
日本から出発するのであれば、全ての国に対応する「サスケ(株式会社カシムラ)」シリーズや「ゴーコン」シリーズが有名です。アマゾンで買えます。
海外から出発する場合はこれらを入手するのが困難なので別々にプラグを買う必要があるかもしれません。スーパーマーケットにあるはずです。
私は、スタートが日本からではなかったので、各国で変換プラグを買っていました。旅の終盤には、プラグにプラグを繋げて、機関銃のように見える変換器を作り上げていました。いい思い出です笑。
ちなみに、南米はA、C、SEがあればまず大丈夫です(たまに使えないところがあるかもしれません。ホステルによって違うことがあるため運ですが、よく外で売っている商人を見かけるのでそちらで購入しても大丈夫です)。詳しくは各国のページで説明します。
クレジットカード
多くの方がVISAカードなど二種類は持っていくそうです。私はマスターカード1枚とそのスペアカード、そして、盗難時に渡すダミー用のカードの合計三枚でしたが、使ったのはマスターカード一枚のみです。VISAカードのほうが使用範囲は若干広いかなと感じましたが、マスターカードでも十分旅行できます。
マスターカードに関しては「キャッシュパスポート」がおすすめです。これは神カードだと思います。詳しくは、旅で気を付けること(準備編)に書きます。私は今でも普通に使用しています。
キャッシュパスポートについて今知りたい方
キャッシュパスポート
お金の扱い方
現金については、日本円は役に立たないので、米ドルを用意しましょう。
予算の全額は所持せず(盗まれた時がショック)、空港やバスターミナルのATMでその都度現地通貨を引き出すか、そこにある換金所で現地通貨を手に入れるかで旅していきます。
南米では日本のようにコンビニエンスストアなどはないので一定額は常に持っておかないと長い間お金を引き出せなくなることもあります。
加えて、米ドルが使えるのは一部ペルーとエクアドル、ウルグアイなどです(これらの国はATMで米ドルが引き出せます)。その他の国はATMで現地通貨を引き出すか、持っている米ドルを換金します。
こちらについては各国のページでわかる範囲で書いていきますね。
海外旅行保険
様々なタイプがありますが、海外旅行保険のAIGが有名でしょうか。旅行だけでなく、留学やワーホリにも対応しています。
海外旅行保険はなんかあった時のために必ず入っておきましょう!
ん!? 「高ぇよ?」
はい、確かに高いですが、それでも私は入ることをお勧めします。
海外旅行保険のAIU保険(※現在は海外旅行保険のAIGへと名称が変わっています。)では対応マニュアルのような手帳がもらえるので安心です。
また、万一病院へ行った際でも保険に加盟している証明書を見せるだけで良いので安心だと思います。この証明書のスペア用のものも貰えますので、更に安心です。
ちなみに私はニュージーランド一周中にキャンピングカーごと崖から転げ落ちたことがあります。10~15mほどの落差でした。でも、なぜか無傷でした。
まあこんなドン引きな悲劇も起こり得ます。
何かあった時の保険というのは重要なのです。
持って行って後悔しないもの
腹巻ベルト
腹巻ベルトは、クレジットカードや大切なものをお腹周りに常に持っておくための道具です。あれば大丈夫というわけではありませんが、あって損はないです。寝る時もつけていることがあるので、長時間巻いていてもきつくないやつなら何でもよいかと思います。1000円ちょいで購入できます。
薬
自分でどのくらい必要かを計算している分だけ持っていきましょう。
南米(マチュピチュやウユニ塩湖)に行く方は高山病用の薬が必須です。日焼け止めもあったほうがいいですね。
コンタクトレンズの洗浄液が必要な方は国際線の液体持ち込み規定内に入るならばよいですが、現地の薬局で買えるかもしれません。私はワンデイにしてそのまま持っていきました。現地で目薬を売っている確率は低いと思います。
高山病対策に関しては旅で気を付けること(準備編)でお伝えします。
ロック(鍵)
鍵のついた南京錠よりも上の写真のような数字で開けるタイプがおすすめです。また、TSAのカギは世界でも有名なしっかりとしたカギです。
TSAロック(ティーエスエーロック)とは、アメリカ合衆国国土安全保障省の運輸保安庁から認定を受けた、旅具等に備えられのた施錠機構総称である。TSAロック機能が装備された荷物・錠前等は、持ち主が自分の鍵で施錠してあっても、運輸保安庁係官が専用の合鍵を用いて、随意荷物を抜き取り開錠し荷物を検査することが出来る。(Wikipediaより)
簡単に説明すると、空港では、「検査する必要があるもの」がバッグに入っていると判断されたときに、係の人は勝手にバッグを開けてよいとなっています。その際、係の人は全てのTSAロックを開けることのできるマスターキーを持っているので、バッグを壊すことなく中を確認しその後しっかりロックしてくれる、というわけです。もし、TSAロックでなければ、、、
TSAロックの丈夫さは最上級ですが、ものすごく高いです。一つか二つならよいと思いますが、その他は100均で揃えてもよいとは思います。バックパックはしっかりと守りましょう。
セイムタオル(速乾タオル)
これも必須アイテムです。良さは、小さくまとまることと洗濯する必要がないこと(これは大きな利点)です。これが必要ないという人はほぼいないと思います。
体を拭く際の肌触りは普通のタオルには勝てませんが、上記二点の利点と比較すれば何ともありません。大きさは特に心配しなくてもよいと思います。
スポーツショップの水泳コナーにあります。
カッパ、ポンチョ
傘よりはカッパです。荷物を運ぶときに傘はきついです。私は一度も着ませんでしたが、あると便利だと思います。
ポンチョは小雨の時に使えます。また、ブラジル側のイグアスの滝でも使えます(観光地でも買えますのでご心配なく笑)。
下着、服
もちろん必需品ですね。下着は四日分、上着やズボンは季節にもよりますが二、三着ずつあれば十分だと思います。
私は夏に一か月半の旅行で、下着が五日分、上着三着(UVカット用、パーカー、ダウンジャケット)、ズボンは長ズボンと半ズボンを一着ずつ持っていきましたが下着は三日分でも行けそうだなと思いました。衣類は丸めて輪ゴムでまとめてバックパックの開いているスペースに入れていました。圧縮袋を利用してもよいかもしれません。
個人的には、ランニング用上下スパッツを持っていくと便利かなと思いました。夏でもそんな熱くないですし、寒さ対策や虫よけにもなるからです。外国人バックパッカーでよくいる格好ですね。
靴、ビーチサンダル
靴は長距離を歩いてもきつくない靴を、あとビーチサンダルは必須です。ホステルでは基本ビーサンが楽ですし、荷物としてもかさばらずに運べます(クロックスは荷物になる)。海外の空港などでも買えます。
財布(ダミー用も)
財布は何でもよいと思いますがお気に入りの財布とその中身(必要のないカードなど)は日本に置いていきましょう。盗まれたらショックです。。。
100均に売ってあるもので揃えるとよいと思います。クレジットカードが入る大きさなら大丈夫です。ただ、財布はいくつか用意しておきお金は分散して持つようにしてください。もちろん盗難対策です。
耳栓、アイマスク
長距離バスやゲストハウス、ホステルではいろいろな方が宿泊しています。明かりをつけて読書したり、部屋の外でお酒を飲んで騒ぎ楽しむバックパッカーの方もいらっしゃいます。
音に敏感な方は一つずつ持っておくと快適に眠ることができます。どちらも100均で購入できます。
ポケットティッシュ、ハンカチ
ポケットティッシュはかなり役に立ちます。重くもないので持てる分は持っていったほうが良いかもしれません。
現地でトイレットペーパーが購入できる場所もたまにあるので、それをティッシュ代わりにするのもありです。
南米では公衆トイレ?(有料)にトイレットペーパーがないことがほとんどなので準備しておきましょう(詳細は旅で気を付けること(行動編))。ハンカチは各自の判断でよいと思います。私はいりませんでした。
歯ブラシ、歯磨き粉
気にする方は日本から持っていったほうが良いと思います。
南米には薬局は多いので現地でも購入できるとは思いますが、味と言いますか、まあ微妙なのが多いです笑。気にしない方は一週間分だけなど持っていき、残りは現地で調達しましょう。
石鹸、シャンプー
石鹸は小さいプラスチックのケースに入れて持ち運ぶとよいです。ふたが開きにくいケースを選びましょう。開いてしまったら地味に辛いです。
シャンプーは日本から持っていくのもよいですが、すぐになくなると思うので現地で購入したほうが良いかもしれません。そうすることで、行きの国際便飛行機に乗せることのできる他の液体の量が増えます(日焼け止めなど)。
私は行く前に髪をバッサリ切って現地でシャンプーは使わず、良い石鹸で髪も洗ってました。笑
そのような方に「臭いですね。」というのは避けましょう。地味に傷つきます。
S字フック
バックパックをトイレで扉にかける、など幅広い用途で使える必須アイテムです。小さいサイズだとドアの扉の幅に合わないことがあるので、なるだけ大きいほうが良かったと記憶しています。
寝袋
あなたの旅先と旅のスタイルで持っていくか決めましょう。
欠点はとにかく大きくて持ち運びが不便なことです。冬の旅であれば必要かもしれませんね。
〜参考までに〜
私は夏(2月~3月)に南米に行ったので持っていきませんでしたが、全く問題はありませんでした。
ニュージーランドにも行き(1月)、かなり寒かったですがキャンピングカーには布団がついているのでこちらも問題はありませんでした。
ゲストハウス、ホステルに毎回泊まるのならば寝袋は必要はないと思います。
髭剃り、剃刀
必要だと感じた方は、持っていきましょう。私は持っていかず髭を限界まで伸ばしました。笑
帰国して、一年ちょいぶりに会った友達の一言目が「キモい」だったことは言うまでもありません。
ハサミ、カッター等は、場合によっては機内に持ち込めないので注意しましょう。刃渡りなどに規定があります。
サングラス
地域によっては日差しが強いので必要でしょう。
南米だと、夏のウユニ塩湖(ボリビア)では日焼け止めと共に必須アイテムです。
また、夏のアメリカのカリフォルニアやオーストラリア、ニュージランドなども必要でした。
眼鏡
コンタクト、眼鏡など自分に合わせて決めましょう。
紙とペン、辞書
人に何かを書いて聞くときなどに使います。
辞書は旅行時に使用する言葉だけ乗っている薄い翻訳本のことですね。「トイレはどこですか?」など簡単な表現が載っていれば十分です。
使えるスペイン語やポルトガル語、英語についても時間のあるときにまとめてみますね。
お菓子
これは現地で買うやつですが、長距離バスでの移動中やホステルに着くまでが長いときなど、ちょっとした時に食べれるようにお菓子は常に持っておいたほうがいいですね。
プリングルスとM&Mが私のお供でした。
デジカメ
私は持っていないので関係なかったですが、デジカメやドローンを持っていく方は各自で準備しましょう。
ウユニ塩湖では塩でスマホやデジカメが壊れる可能性があるため特に注意が必要です。
余裕がある方へのおすすめの持ち物
次に、私が持っていって「助かったなぁ〜」と感じた持ち物です。参考にしていただければと思います。
ウォーターハイドレーション
登山に持っていくビニール製のやつで、ホースからチューチュー水を吸って飲むやつですね。(説明下手ですみません。)
これ実はすごい便利で、
1.簡単に水分補給ができる、
2.数リットルも持ち運べる、
3.余計な体積も取らない
です。
南米での長距離バスでは10時間以上乗るということも普通にあります(夜行バスは途中で休憩を取りません)。
すぐのどが渇く私の場合では1.5L~2Lあればどの距離でも対応できたと記憶しています(最長バス28時間)。500mlのペットボトルを何本も持っていくのはかさばりますし、2Lのペットボトルを持っていてもそれは常に2L分の体積を取るのでいろいろと不便なんです。
ネックピロー
長距離飛行機でよく皆さんが持っている枕代わりのやつですね。持ち運びは少し面倒ですが、長距離バスで使えますよ!今はその都度空気を入れて使えるものもあるみたいですね。
カラビナ
いろんな場面で役に立ちました。邪魔にもならないので一つくらいはあってもいいかもです。
洗濯ばさみ
洗濯を干すように小さいやつを持っていきました。ゲストハウス、ホステルで自分のベッド付近に干す時など、結構使いました。もちろんなくても困りませんがホステルによっては置いていません。
ワイヤー的なひも状もの(1mくらい)
ホームセンターで買えると思うのですが、洗濯物を掛けて干すのに役立ちます。ホステルなどで干す場所を作る時には必要ですね。ワイヤーでなくてもひも状ならば良いと思います。
ワイヤー錠だと、バックパックをどっかに固定しておくのにも使えました。
最後に
最初にも言ったように個人で差はあると思います。女性は化粧品など、もっと必要なものがあるので確実に多くなるはずです。大切なのは、できる限りいらないものは持っていかないことです。荷物を軽くするだけでほんとに楽な旅になります。「使うかなー?」って思うやつはほんとに使いません。
私は上記のものでも多いほうだと思います。以下の写真は、私が実際に持って行ったものほぼ全てです。見る必要はないですが、どのくらいだろうってのの目安になると幸いです。私が持って行って、いらないと感じたものはこの記事には書いてません。(例えば、汗取りウェットティッシュ、抗菌ウェットシート、自転車を止める時に使うワイヤーロック、マスク、バスタオル)
「荷物はできる限り軽く!」これだけを意識してください。