前回までは、広大な潮の大地、美しいウユニ塩湖のあるボリビアのルート紹介でした。
ボリビアは南米の真ん中にあるので、その後のルートとしてはペルー、アルゼンチン、チリなど数多くあります。
今回は、アタカマ砂漠やフィヨルドで有名なパタゴニアがあるチリまでのルートについてみていきます。
まずは、ボリビアのウユニからチリ(カラマ)へのバスのルートを紹介していきましょう。今回はだいぶ長いですが一気に確認していきましょう。
バスチケット予約
いきなりですが、ウユニの町にあるチリ行きのバス自体は1日に1本だけらしいです。しかも、朝4時出発です。(現地でそう聞いたのですが、もっと探せばあるかもしれません。)
しかも、このバスはカラマという場所にしか行かないので、ウユニからアタカマへ行きたい方はカラマで自分で乗り換えることになります。カラマからはサンティアゴなどにも行くことができますので、チリ方面に行く方はまず、カラマへ向かいましょう。
バスが1日1本なので、予約は早めにしておいた方が良いと思います。
料金は確認したところ、130ボリビアーノでした。
以下に、バス会社とバス停の場所を貼っときます。以下の地図ポイント付近にあるのでこの通りを歩きましょう。
この付近で、この看板を見つけましょう。(私が購入した場所です。)
入り口の写真はこんな感じです。(ブレブレでごめんなさい)
この金髪のおばさ...お姉さんが対応してくれます。
バスは4時発ですが、朝の3時30分にはここに来るように言われるので、超早起きで来ることになります。
できるなら前日のナイトツアー参加は控えましょう。出発に間に合わない可能性もあります。
カラマまでの流れ
出発
朝4時の真っ暗な中、ひっそりと出発します。一応、先ほどのチケットを購入した場所の真ん前にいれば大丈夫です。人が集まっています。
また、運転手はバスの前でどこ行きなのかを叫ぶので大丈夫だと思います。
荷物を積んだらいよいよ出発です。
前回までの記事では書き忘れましたが、このウユニ⇔カラマ間もセミカマバスではなく、普通のバスでした。
ボリビア出国手続き
ボリビアとチリの国境であるOllague(オヤグエ)までは、5時間ほどかかります。
国境に着いたらバスが止まり、出国の手続きのため全員降ろされます。
出国手続きをするときは、手荷物だけ持って(持つ必要はなかったと記憶していますが、バスにそのまま残しておくのは不安なので念のため持って行きましょう。)、バスを降ります。
黄色と黒の柵を超えたらすぐ右手にイミグレがあります。みんなの流れに乗っていけばわかると思います。
下がイミグレです。
ここで出国の手続きが終わったらまたバスに乗り込みます。
しかし、実はここで問題に遭遇する方が出てくると思います。
少し調べた方はわかると思いますが、ボリビアの出国時に15ボリビアーノ支払わなければならなかったという方が大勢いるんです。
まあ、これに着いては私の完全独断持論を別記事に書いておくので暇で仕方のない方はみてみてください。
結論を言うと、「ちょっと待て」「端っこで待っとけ」などと言われますが、とりあえず現金15ボリビアーノあれば問題なく出国できます。
バス乗り替えと荷物の入れ替え
とりあえず15ボリビアーノを支払ってその場を切り抜けたら、バスに乗り直して次はチリの入国へ向かいます。
またバスに乗り込み20~30分ほど?走ります。。。
すると、周りに何もないただの道端でいきなりバスを止められ、一時したら荷物を全部持って降りるよう言われます。
これは何かというと、「今まで乗って来たボリビアからのバス」から「チリから来たバス」に総乗り換えをするのです。
ここでの乗り換えは今までの乗り換えとは少し違っていて、両方のバスにお客さんが乗っていて、荷物も全て総入れ替えして乗り換えを行います。(下の写真)
理由はわかりませんが、ボリビアのバスはボリビアだけを走り、チリのバスはチリだけを走る、と両国で決めているのかもしれませんね。
理由はともかく、降りたらバス下に入れた荷物も全て一旦手に取り、自分で別のバスへ移し替えます。
絶対に忘れものだけはないようにしましょう。置き忘れは100%帰ってこないと思います。
上の写真は荷物を全員で総入れ替えしている様子です。自分のものは自分で移動させます。運転手さんは手伝いません。
※ここでチリからのバスが全く来ないで長時間待たされたという事例もちょいちょい聞きますが、運なのですかね。私はほとんど待つことはなかったです。
荷物の入れ替えが終わったら、荷物を入れ替えた方(さっきチリから来た)のバスに乗り込み、チリのイミグレへ向かいます。自分たちが乗って来たボリビアからのバスは、チリから来た方達を乗せてボリビアへ戻って行きます。
以降の写真でバスの色が青から赤に変わっているのがわかると思います。
チリ入国手続き
そこからまた20~30分ほど?走るとチリのイミグレにつきます。
チリのイミグレは結構厳しいです。
まず、イミグレについたら入国スタンプをもらいに行くため、バスを降りるのですが、その際手荷物を全て持って降ります。(バス下の荷物はそのままで良いです。車内手荷物も別にそのまま置いていても良いのですが、あとで車内を検査する方が全部外に出すのでその際にわざわざ取りに行かないといけなくなります。)
イミグレで入国スタンプをもらったらそのまま手荷物検査です。
荷物を開けて検査員に見せます。検査員はバッグの中に手を入れて麻薬等の密輸がないかなどを調べます。皆さんは日本人ということもあり、そんなことはしないと思うのでそんなに詳しくは調べられませんが、現地人は結構入念に調べられていました。
それが無事に済み、外に出ると乗ってきたバスが止まっていて、そこに屋根付きの三方向に壁のある休憩所というか待合所の空間があります。壁に沿って座る場所が備え付けられているのでわかると思います。
この待合所に来たら次はバス下に置いておいた荷物の検査です。
バスの荷物を入れていたところが空いているので、そこから自分の荷物を取り出して、バスの横に並べます。説明しづらいのですが、周りの方々を見たらわかると思います。
乗っていた乗客全てが入国スタンプをもらい手荷物検査を終えて、自分の荷物(バス下に置いていたもののみ)をバスの横に並べ終わるまではずっとその待合所の椅子に座って待つことになります。※ちなみにここにはトイレがあり無料で使えます。
何をするかというと、警察犬のような犬を使ってバス下荷物の中に麻薬等がないかを確認するのです。
写真が消えてしまい、紹介できないのですが見事に一列に並べられた荷物を犬が匂いを嗅いで検査していました。
「正直、本気を出せばあれくらいの検問ではバレずにものを持ち込めそうだな」、と思いつつもそれは黙っておいて、それが終われば、バス下に荷物を戻して(もしくは戻さなかったかも!?)、まだバスには乗らず、そのまま外に出てバスを待つことになります。
外に出たら、こんな感じのとこで数10分待つことになります。
バスが戻って来るので、その間は自由です。と言っても一軒のホットドック屋さん!?を除いて何もありませんが笑。ホットドッグ屋さんは写真内↑の人々が歩いている方向にポツンとあります。
私は、チリ通貨を持っていなかったので何も買えませんでした。(買えるかどうかの確認すらしていないですが。)
ようやくバスの準備が整ったら、カラマへ向けて出発です。
ここからカラマまでは3時間弱の旅です。
ウユニからカラマまではトータル10~11時間の旅となります。
次はカラマのホステルと、アタカマまでの行き方、バスターミナルなどを紹介していきます。
ボリビア旅行の詳細は以下のページから!