雨季の南米旅行でチリを訪れた方を必ず焦らせるのが、チリのサマータイムです。
ちょろっと覚えておけば問題ないので、頭の片隅においといてください。
サマータイムとは
サマータイムとは、その地域や国で一定の期間だけ、時間を数時間程度進めて生活しましょうという制度です。
例えば、1月10日から7ヶ月間は1時間進めて生活しましょう、となると1月10日夜0時になった途端、それを1月10日1時とずらしてそのまま7ヶ月過ごし、7ヶ月後の8月10日午前1時に元の時間8月10日の夜0時に戻そう、といった感じです。(国によって色々違うとは思います。上は例として挙げました。)
なぜそうするのかは今回は置いておいて、話を戻すと
チリでは、雨季にこのサマータイムが実施されるため、時間のずれが生じます。
通常、日本とチリの時差は13時間なのですが、サマータイム時は12時間となります。
チリでは基本的に8月中旬から翌年5月中旬までがサマータイム実施期間となりますが、実はこれ、毎年ではありません。
つまり、サマータイムが無い年度もあるので注意が必要です。
サマータイムの何が問題なの!?
海外旅行者にとってサマータイムの何が問題となるか、というと、一番大きいのは、
「バスの時間がずれる。」ですね。
そのため、旅行者は自分でその年にサマータイム制度が実施されているのかを調べなければなりません。調べるのはインターネットで簡単にできるので問題ではないですが、サマータイムを忘れるとバスの時間なども全て実際に思っていた時間からずれることになるので、置き去りにされる可能性があります。
日本人の観光客は鏡張りのウユニ塩湖からのチリ訪問が多いので、このサマータイムと被ってしまいます。
バスやホステルとかの時間は変わるの!?
これに関しては全く心配しなくて良いです。
サマータイム期間は現地では時計の設定が全て変えられているので、壁時計の表示が10時なのに、実際は9時として街中が動いているということはほぼ起こりません。
解決方法は!?
「サマータイムが起きていても実際の時間が信用できない!」という方は、お店の方やホステルスタッフに聞くことです。
稀に壁の時計の時間を変えていない店もあるかもしれませんが、確率は低いでしょう。私が確認した限りでは、どこも変更していました。
生活というのは時代とともに便利になるもので、今はスマホがサマータイムを考慮して時間を自動で調整してくれる(※)のでまぁ問題はないでしょう。(※アンドロイド端末は正確に全てを確認はしていません。iPhoneはしてくれます。)
普段腕時計で動いている方のみ、気をつけてください!
最後に...
サマータイム期間がおよそ9ヶ月で、通常の期間が3ヶ月ならむしろ通常期間をウィンタータイムと呼ぶべきだというツッコミはしないでおきましょう。