ニュージーランドでワークビザを取得したので永住権取得を決めてからこれまでを振り返ってみた
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2024年の4月に無事にニュージーランドで就労ビザ(ワークビザ)を取得することができました。ニュージーランドに降り立ってからは半年しか経っていないのですが、ここに来るまでに4年かけた、ということでそれを振り返ってみようと思います。

これまでの変遷

ことの始まり

2020年4月。ちょうど4年前ですね。コロナで人類がどうなるか怪しくなっていた時に、海外移住(永住権取得)を本気で狙ってみることにしました。その前の数ヶ月は、「英語圏で永住権取得するならどうなるのかなー」を軽く調べていたくらいでした。

ニュージーランドにした理由は、ニュージーランドは永住権が比較的取得しやすい国であることと、過去にニュージーランドで派手に死にかけたことがあるので仮に日本での生活を全て捨てたとて、将来後悔することは絶対ないかな、と思ったからです。

本気でやると公言したからにはやるしかない

2020年の5月30日に堂々とFacebookで公言します。

海外移住挑戦してみます。失敗しても反面教師になるだけだから、やり損は無い気がする。知らんけど。

2020年5月30日:Facebookの投稿より

そんなガッツリ努力できるタイプでもないので、7年かけて頑張る予定を立てました。

ニュージーランドに住んでいた人との対談

幸運なことに、たまたまお友達の方から「ニュージーランドに実際に住んでいる方を知っている」ということを教えていただき実際にその年の8月にお話をさせていただきました。

そこでは要約すると以下のような内容を教えていただきました。

  • 永住権を取得するにはまず就労ビザ(ワークビザ)を取得する
  • 就労ビザ取得に関しては、出来る限りローカルの企業に入るのが良さそう(ただその難易度は相当高い)
  • 就活が日本とは違う(ResumeとCV)
  • 住みやすさ、生きやすさは良し

詳細が気になる方はこちら。

私の場合は、海外移住=永住権取得で考えていたので、「とりあえず現地の会社で仕事見つければいいのね。」という理解をしました。当時の私は社会人で言うと3年目に入ったばかりで、とてもではないですが英語圏で仕事なんて見つかるわけないというのは自覚していました。技術的な話はともかく、そもそも英語無理やろう、というところです。

そこからはニュージーランドで永住権を手堅く取得する方法を調べ、当時の私には何が足りないのか?を明確にし、それらを比較・分析して自分に理解させることをやっていました(一種の洗脳)。私の当時の理解は主に、

  • ニュージーランドの会社にアプライしたとして、会社が私を雇う理由がない
  • 仮に雇われる理由や面接で話せる内容があったとして、それを英語で聞く、話すことができない
  • そもそもニュージーランドに住んでいない(ビザがない)

でした。

それ以外は私にとっては大きな問題になりえなさそうだったので、とにかくどうすればこの三つをどうにかできるかを考えて日々生活をしていた感じです。それ以外は特別なことは何もしていませんでした。(もちろんこの時はニュージーランドのインフレ、つまり、物価高騰などのお金のことは一切想像できていませんでした。)

僕は英語が嫌いなんだ...

私を雇う理由がない、という1点目に関してはもう仕事のスキルの話なので、普段の仕事をしながら仕事力や技術力を上げていくというゴリ押しプランで行くことにしました。今の私の職種はソフトウェアエンジニア、いわゆる、IT系の技術者に当たりますが、その中でも自分のポジションをどうするか?ということだけは考えてはいました。仕事をこなしながら理想の人物になっていくのはなかなか難しかったです。というより、実際はその辺のコントロールはそこまでできなかったのでひたすら目の前のことをこなし、興味あるところには頭を突っ込むという感じでした。

問題は2点目の英語です。悲しいことに私は英語の勉強が好きではなく、勉強時間の確保はほとんどできていませんでした(一応前までは、全て毎週の英語学習記録を残していますが目も当てられないほどです。)そして、仕事で英語を使ったことも一回もありません。業務上、調べ物を可能な範囲で英語を使うくらいでした。

そんなのでは流石にやばい、、、と思っていたのが2020年後半ですが、その当時、LinkedInで英語話者のリクルーターからのお誘いがたくさん来ていたのでこれを活用することにしました。誠実に「転職する気ないが、それでも良いならお話し可能です。」と断りをつけた上でそのリクルーターさんとビデオ通話をたまにすることにしました。そうです。「無料で英語面接の練習をしよう作戦」です。

そんなある日、私のある誤解?から英語でガチ面接をすることになりました。その結果、見るに耐えないほどボコボコにされてしまいます。

それはそうなはずです。今までの「無料で英語面接の練習をしよう作戦」は相手が私の情報を欲しくて話してくれていたことと、技術的な話ではない個人的な話がほとんどだったので拙い語彙力でも会話に困ることがなかったからです。

そんなこともあり、2021年の9月くらいかな?英会話Camblyを始めます。ただ、そこには時間の合うITエンジニアなどいるわけもなく、、、面接対策はできないものの英語力を落とすわけにもいかないため、ただの日常会話メインですが週3の30分コースで無理なく続けることにしました。

英語の試験では4技能が問われますが、今思い出しても、どこをとってもすごく真面目に勉強した期間は一切なく、ほんの少しずつをゆるーーくやっていたというのが実際でした。はい、圧倒的非効率勉強です。でも私にはガッツリ勉強が合いませんでした...(こちとら楽して人生生きたいのです...)

ニュージーランドにいついくか?

上に挙げていた3点目の「そもそもニュージーランドに住んでいない(ビザがない)」ですが、これは色々と考えていました。一番最初の計画では「観光ビザ」で乗り込む予定でした。「いつ行けば良いか」とか「1回入って、もし3ヶ月経って出た場合、次に戻ってくるにはどのくらい空ければ良いか」とか色々考えていました。それはいろいろなことを考えていましたが、よくよく情報を整理していくと自分の年齢が30歳未満なことに気づきました。2022年1月の話です。一つの考えが頭をよぎります。

「ワーホリ、あんじゃん」

普通一番最初に出るだろうと突っ込みたくなるのですが、ニュージーランドへは就活をするために行く予定であり、バイトやホリデーを楽しむ予定は一切なかったのでその選択肢が頭になかったのです。その時からは、30歳になる年のギリギリまで粘ってからワーホリビザを申請することを考え始めます。(ここで決断をしていないのはパートナーがいたからです。勝手に相手の人生を決めるわけにはいきませんでしたのであくまで優先度が一番高い選択肢の一つとして考えていました。)

派手なことはしていない

それ以降も派手なことはしていません。なんかゆっくりとできる範囲のことをやりたい加減でやっていた?感じです。あんな苦労は2度としたくない、とかもありませんでした。ゆっくりやっていた感じです。なので2021年後半からは特に記録をつけることもなく地味に時が過ぎている感じでした。

ニュージーランドへのワーホリビザ申請

2022年12月に無事にニュージーランドへのワーホリビザを申請し2023年を迎えます。その年も変わらず同じ生活を続けるのですが、2023年の末か2024年にはもう日本を出て移住を目指す決断ができていたのであとは予期せぬことで一時帰国とかをしなくて良いように日本でやっておくべき処理を全て調べ上げて終わらせる情報収集をしていました。

あとは、永住権の申請に必要な英語の証明書を取るためにニュージーランドに来る前に試験を受けました。やる気はあったのですが、訳あって勉強時間が取れず試験には落ちました、かつ、そもそも結果を永住権に申請することができない試験を受けていたので意味がないことを後々知りました。

ニュージーランドへ旅立ち、正社員採用を受ける

最初に決断をしてから3年半後、ワーホリビザを両手に、ニュージーランドに降り立ちガチ就活を始めました。(正確には日本出る前からやっていたのですが。)

来て3週間目に運良く正社員採用をもらい、ワークビザが出るまでは契約社員で働きました。

そして、先日無事にワークビザがおり、解雇されない限りはニュージーランドにしばらく入れる切符を手にしたのです。

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ここまで来たら永住権を逃すわけにはいかない...

私の場合は英語の能力が関係ないワークビザが降りたので、残るは永住権の申請のみです。

ということで、あと私に残った試練はズバリ英語の試験突破です。そして、面白くもこの計画の最初から私はこうなることを予想していたのです...

私の場合、英語力強化が1番の鬼門です!断言します。これが永住権をとれるかどうかを決める気がします。

2020年5月25日:海外移住を実現するまでの計画の立て方

ここまで完璧に予想できたくせに、なぜやってこなかったんや...というのはあるのですが仕方ないです。本当に嫌いなんですから...だからこそ予想もできたということです(言い訳)。

でも、もうさすがにそんなことを言っている場合ではないところにきました。ここまで来て頑張らないわけにはいきません。ワークビザが取れたばかりではありますが、英語の勉強をしなければなりません。

英語の能力で必要なのは、IELTS換算でover all 6.5(Canbridge英検のスケールで176)です。私はCambridge英検のFCEとCAEしか受けたことがないので正確なIELTSスコアは持っていないのですが、去年の9月に受けたCambridge英検でのスケールを信じて良いならIELTS6.0(Canbridge英検のスケールで169)は超えています。なので、大まかな実力はIELTS換算で6.0から6.5の間ということになりますが、あの試験はスピーキングを除いてほぼ勉強できなくて受けてこれだったので、絶望的な距離ではないはずです。多分。(ただ、IELTS受けるかCambridge受けるかは迷う。)

最後に

ということで7年計画の4年が過ぎましたが、順調には進んでいます。幸いにも今の所、永住権への英語の条件が上がってしまうという一番怖いことを除けばたどり着けない場所ではないかと思っていますが、先日、一部ワークビザに英語の能力証明がつけられた、など、英語に対するレベルも上がってきているようなのでなる早で突破しないといけないです。

また高校生の時のような受験生に戻るしかないな。

もし、ニュージーランドのオークランド(別のところでも良いのですが)英語一緒に勉強してくれる方がいましたらお声掛けください。オンラインでもオフラインでも、お供させていただければ、と思います。

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