[ニュージーランドを例にした]英語圏での海外移住・永住を実現するために必要なスキルや準備
Pocket
LINEで送る

私は、2027年くらいに英語圏で永住権を申請して海外移住を実現させたいと思っています。

今回話したいのは、海外移住を実現するための必要な準備(と私が思っていること)です。

私が目指しているのは、ニュージーランドもしくはオーストラリアなので、その2つに特化していますが、どの国に移住するとなっても似たような感じだと思っていますので、海外移住してみたい方は是非参考までにご覧ください。

ここで言っている「海外移住」は永住権を取得することを意味しています。

海外移住を実現するために必要なスキル・準備

まだ海外移住していない私が言うのも正直おこがましいのですが、私が考える限り、海外移住のために特に時間をかけて習得、取得しないといけないことは以下の4つです。

  • 語学力(現地語)
  • 専門スキル・技術
  • 現地企業からの内定
  • 海外移住先の情報

語学力(現地語)

湖の表面

私は、ニュージーランドへの移住を第一希望としています。つまり、移住先の言語は「英語、マオリ語」です。

これをみてくださっているあなたはある程度英語にも興味がある方だと思いますので簡潔に説明しますね。英語圏へ移住したい場合、必要な英語のスキルはIELTS6.5以上かそれに相当するレベルです。IELTS6.0で良いところもあるかもしれませんが、私はニュージランド(もしかしたらオーストラリア)の2択で進めているのでその他の国は調べていません。

また、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの全てにおいて、それぞれ上記レベルくらいまで習得しとかないといけません。日本の英語だと、リーディングとリスニングをテストするTOEICが有名で、IELTSなどのスコアもよくTOEICだと〇〇点くらいなどと比較するサイトがありますが、そのような比較表はあてにしない方が良いと思います。それらは問題の傾向が全く違うためそもそも比較対象にするべきではないからです。(個人の意見です。)

なので、自分が移住したい国の言語基準についてはしっかりと調べておきましょう。自分の総合的な英語力を知りたいと考え始めている方はIELTSなどを受けてみるのが一番だと思います。

ニュージーランドへの移住を目指す私の場合

ニュージーランドの場合も同じです。IELTS6.5以上かそれに相当する英語力の証明が必須です。

私の場合はIELTSは受けず、ケンブリッジ英検を受験する予定です。理由はケンブリッジ英検は受験したことがあるからです。

ケンブリッジ英検の場合、B2 First 176点以上か、C1 Advanced以上の合格が必須です。なので、B2 Firstを受けて総合点で176点以上を出すか、C1 Advanced(最低合格点:overall180点)以上に合格することが必要となります。

私はC1 Advancedの本試験自体は受けたことがありません(2023年9月受験予定)が、C1 Advancedの模擬テストは多分5回弱受けたことがあるのでそれらの差がわかっています。B2 Firstの方が圧倒的に問題は簡単ですが、総合点で176点以上というのはほぼ全問正解を狙っていかないといけないので私の場合は無理ゲーな気がしています。

なので、個人的には、B2 Firstで全問正解に近いレベルを目指すくらいならC1 Advancedで合格(正答率60%?くらい)を目指した方がいろいろと楽だと思いました。(これが認められるなら。)

一般的には対策情報が多いIELTSがよいと言われていますが、場合によってはこのように他の選択肢もあるということを頭に入れておきましょう。

ニュージランドが定める英語力の基準(一例)はこちらのサイトをご覧ください。

※なお、ケンブリッジ英検に関してFCE= B2 First, CAE=C1 Advancedと呼ばれるようになりましたので調べる際はご注意ください。多くのサイトで、FCE, CAEといった記述も存在します。名称が変更されただけで、それぞれの試験の中身はほぼ変わっていません。

(補足)ケンブリッジ英検で永住権を取得したい方

ただ、私も正確に断言できないのが、サイトによると、ケンブリッジ英検はB2 Firstで176以上とありますが、C1 Advancedはダメな可能性あるんでしょうか笑。Minimumと書いてあるので流石に大丈夫だと思っていますが、万一、B2 Firstのみ許容とかみたいなギャグだったらかなりめんどくさいことになりそうですwでもC1落ちても、B2を超えていたらB2の証明書は出るんですが、それでいいのかが不明なのです。(知っている方いたら是非、教えていただきたいです。)

注意点として、ケンブリッジ英検は受かった場合、資格としては一応永久的なものとして認められますが、永住権申請のための証明として使用する場合は、永住権申請時の2年以内に合格したものでないと無効ですので気をつけましょう。昔受かったからOK!とかは無いということです。

永住権を申請して、仮に落ちた場合は再申請しますが、その時に2年過ぎていることも考えられますので、永住権を取得するまでは英語学習をやめてはなりません。

専門スキル・技術

馬の置物

これは就労ビザを取得するためのスキルのことです。

各国で永住権を取得する場合に、永住権を取得しやすい業種と永住権を取得するには難易度がかなり高い職種が存在することがあります。なので、海外移住したい先の国はあなたの職業に関するスキルをどの程度求めているかをはっきりさせておきましょう。

ニュージーランドへの移住を目指す私の場合

※この項目に関して、ニュージーランドの永住権関連はころころ基準が変わっているので気をつけてください。

ニュージーランドとオーストラリアはANZSCO(Australia and NewZealand Standard Classification of Occupations)という職業の定義リストみたいのものを共通して持っています。

就労ビザや永住権などの取得の際にはこの職業リストから選択して申請しなければなりません。各職業は5段階でレベル分けされており、レベル1が難易度が高い職業みたいな感じです。レベルが高い職業ほど永住権取得には有利に働きます。(かなりざっくりと説明しています。)

例えば、私の場合は、システムエンジニアなのでANZSCOのレベル1にあたり、Long Term Skill Shortage List(長い間、ニュージーランドに足りていない・将来的にも足りない職業のリスト)に入っているため、永住権取得には有利となっています。

このように、自分がどの職業で申請するかはかなり重要です。

また、Long Term Skill Shortage Listに入っていても、その他の条件をクリアしておかなければならない場合もあります。

私の場合だと、システムエンジニア(Webディベロッパー、ソフトウェアエンジニアなど)にあたりますが、以下の条件(だいたいこんな感じ)も同時にクリアしなければなりません。

  • システムエンジニアに関係する専攻の学位を持っているか?
  • その職で5年以上働いているか?

なので、学歴は必須ですが日本の場合、四年制の大学を出ていればほぼ問題ないです。(認められた大学を調べることができます。)もちろん申請する職種に関係する科を卒業していないといけませんが。申請職種以外の学科を卒業している場合は、移住したい先の大学や専門学校に入って卒業するといったことも必要になります。

あとは、その職業で実務経験が長くあることの証明をしなければなりません。私はこれ以上は詳しくないですが、法人化していないフリーランスの方は難しいんですかね?どうなんでしょう...

私の場合は、たまたまシステム情報系の大学院を出て、サラリーマンとしてSEをやっているので全く問題ないとみています。こういう運もあったので海外移住を目指しています。ただ、5年間の実務経験必須なので、実は私はまだ向こう2年は永住権を申請することができません。

海外移住する方は、この辺に関しては素人だとわからないので永住権に詳しい専門家に相談するしかないと思っています。私ももちろん相談するつもりです。

こんな感じで永住権取得の申請のための詳細な条件は把握がめんどくさいので、すべてまとめました。詳しくは下をご覧ください。(この辺のルールも2022, 2023年以降、多少変わってきているようですのでご注意ください。)

現地企業からの内定

テカポの羊小屋

私はニュージランド・オーストラリアくらいしか調べていないので、その他の国のことは正直わかっていませんが現地で就職しておかないと永住権を取るのはほぼほぼ無理ではないでしょうか?

永住権を発行する国からしたらその人を止める理由がしっかりしていないと発行したくないですよね。ただ、ごめんなさい。他の国に関してははっきり言えません。詳しくは自分の行きたい国について調べてみてください。

ニュージーランドへの移住を目指す私の場合

※2020年現在、コロナ以降は色々と変わってきています。こちらに書いている申請基準はもう古い情報です。

ニュージーランドの永住権取得はポイント制になっていて、ある基準のポイントを超えたら永住権申請の権利が取得できるみたいな感じです。このポイントは今まで話した学歴や職業リスト、また年齢なども関係してきます。(英語力に関してはそもそも必須事項なのでどれだけできてもポイントは加算されません。)

話が飛びましたが、このポイントで基準を達成するには現地での就職・内定がほぼ必須となっており、実際に永住権取得者の90%が職を得た状態で永住権を申請します。移住に詳しいサイトにもそのことがしっかりと書いてあります。

私の場合はというと、国内でサラリーマンをしています。(2023年8月まで)

ただ、国内で働きながらニュージランドでの就職先を探すのはほぼ無理ゲーですよね。よっぽどスキルが高くて世の中で名前が知られていない限り無理だと思います。雇う側も現地人よりも人件費かけて、国に申請してまで雇わないといけないので、相当信頼がないときついでしょう。

現地での内定をもらう場合は、現地に行って就活するのが一般的なようです。

海外移住先の情報

ニュージーランド山からの景色

これは正直知っていたところで永住権には直接繋がりませんが、その国のことを知っておくことが必要です。

移住先はどんな国なのか、どんな街があるのか、どんな人たちがいてどんな暮らしをしているのか。こういった情報は最低限持っておかなければなりません。

それは、なぜかというと永住権の取得がゴールではないからです。

あくまで、自分の理想の生活を手に入れるためです。移住するからにはその国を愛しましょう。(もしくは覚悟を決めましょう。)

その国のことを愛せば、自分がその国に対してどのように働きかけることができるかが見えてきます。これが見えてくると職を探す際にも相手企業にそれが伝わるはずです。(と言っている私はどうかと聞かれると怪しい。)

私は、現地での内定の取得は、結局はその国で「私はこう役に立ちたい!私にはこういったスキルがあり、こういった手段でそれに貢献できる」といった正しい方向性への熱意からくると信じています。

あとはコネですw。身もふたもないですが、コネは最強だと思っています。実力無くても人柄良ければ受け入れてもらえますからね。知らんけど。

(余談)

散々ニュージーランドのことばかり言及していますが、私はオーストラリアへの移住もありかなと思っています。その理由は、オーストラリアに留学していた際に多くの友達ができたため、移住に7年もかけていたらいつか誰かから「オーストラリア来なよ!」と行った流れにもなりかねないと思ったからです。これはコネに近いですね。いつか連絡してみようかな...

なので、ニュージーニュージーと言っていますが、オーストラリアも好きです。ただ、ニュージーランドへ行きたいのは命を救われたからです。なんか恩返しがしたい。といったところからきています。あと、自然が大好きだからです。なので、オーストラリアもニュージランドも兄弟、姉妹みたいなもんなので同じような感じだと思っています。地域によるんでしょうけど。

永住権を取得できる条件

永住権は最終的なゴールではないですが、突破しないといけないラスボス的な立ち位置にいるのは間違いありません。

永住権の取得に関してネットで色々と調べましたが、結局が「英語力」「学歴」「移住先での就職・内定」に落ち着きます。「職務経験」に関しては、内定取得自体が証明していることもあり、申請する人はまぁ間違いなくクリアしているでしょうからそこまで意識しなくても良いでしょう。

スポンサーリンク

最後に

以上が私が考える、これから実践していく、海外移住を実現するための必要なスキル・準備です。

次は、こいつらをどういったスケジュールとかで実現していくかの詳細な計画を公開します。

英語圏の海外移住に挑戦している方いらっしゃいましたら、Twitter(@mukku_life)のフォローしてみてください。

読んでいただきありがとうございました!

その他関連記事

スポンサーリンク
おすすめの記事