私は、2020年現在28歳のサラリーマンで、2027年くらいまでに海外移住を実現させたいと思っています。今回は私が海外移住を決意するまでの背景、なぜニュージーランドを目指すかについてです。
私の場合、そもそもなぜ海外移住を考え始めたかについては
- 自分の性格上、同じ場所にじっとしておくのが苦手で日本に少し飽きた。
- パートナーが外国人のため、日本にずっといるのはストレスを与えてしまう。
のような考えがあった上で、かつ、これから話す経歴もあったのでニュージーランドへの海外移住を決意しました。
理由について詳しくは下の記事で触れています。
今回は、英語圏での海外移住に必要そうな英語と仕事に関して詳細を記載しています。これらの要素が海外移住の決意に関係しているからです。もしあなたが、英語圏への海外移住をこれから目指すならば参考となる情報があるかもしれません。
私の経歴と海外移住を決めるまで
まずは、英語圏への海外移住を目指す私がどんな人なのかを紹介できればと思います。
私の英語力について
高校時代の英語
高校生時代、私は家から一番近い(自称進学校)高校に通っていました。
高校1年生の頃は全く勉強をしていません。日々の課題はほぼ全て友達のを写していました。もちろん英語も例外ではありませんでした。高校1年の1月あたりの全国記述模試?的な試験では英語が確か30点台/100点とかだった記憶があります。(中学英語に関しては全て理解していました。)
その後の三者面談で「このままだと国公立大学にはいけないよ」みたいなことを親の前で言われたことから、受験に必要な教科だけ真剣に取り組むようになりました。(その後、私は理系コースへ進みました。)
三者面談の悲惨さもあって、高校2年以降(正確にはその三者面談以降かな?)は受験を意識するスーパー優等生に返信しました。多分そこへんの学生よりはちゃんとした勉学をしていました。ただ、英語は不得意ではなかったものの大っ嫌いでしたので、恥をかかないくらいの最低限しか勉強はしていませんでした。(今でもそんなに好きではありませんが...)
結果的に国立大学へ行きますが、センター試験は7割か7割5部くらいで、二次試験は6割程度取っていたと思います。「意外と取れてるじゃん?」と思うかもしれませんが、僕は2年間受験を意識した勉強していたので正直たいしたことないです。
大学時代の英語
大学に入ってからは完全に英語を捨てました。三年半、一切英語に触れていませんでしたが、大学院受験の科目にTOEICがあったのでそれを受けるために単語帳だけを買いました。大学院の試験は8月末で、TOEICは4, 5, 6月に3回程度受けたような記憶があります。ただこの時も単語帳は1,2ヶ月はちょこちょこと勉強してましたが、試験対策というほどはやっていなかったと思います。勉強した記憶もほぼ無いので週数時間くらいの量しかやっていなかったと思います。TOEICの過去問など一切解いていません。他の興味ある主要科目に時間をかけていたからです。
なぜ英語を勉強しなかったというと、嫌いだった、ということと、大学院受験の英語の点数配点としては当時、最低でもTOEIC400点取れば点数として認められたからです。TOEICの400点がどのくらいのレベル感なのかは皆さんわかると思います。なのでTOEICの試験を受けまくれば400点くらいは取れるんじゃないか作戦で進めました。記憶が正しいかわかりませんが、330→420→500とかだったと思います。学生時代に死ぬほど勉強していたのでそれを思い出した、的なのが功をなしたかもしれませんw周りの友達と比べても僕より低い人は一人しかおらず、そいつは400ぎりぎりかくらいだったと思います。
なので、私のポテンシャル的な英語力というと「普通」だと思います。←これで普通と言い切れるメンタルの強さは褒めてください。
今回の海外移住計画においては、多分1番の鬼門がこの英語となってきます。(2023年記載(ニュージーランドに渡る前):あながち間違いではなかったと思っている。英語の勉強のやる気が出ない。)
大学院時代の英語
なんだかんだで大学院にギリギリ受かりますが点数が低すぎて、元いた研究室から追い出されます笑。
そして、この研究室に入ることで僕の人生観(考え方)が劇的に変わることになります。というか、僕の今後の人生を踏まえてもここが転機だと言えると思います。
話は少し逸れますが、大学院からの新しい研究室には留学生がいて、その方々は日本語が話せませんでした。
で、私は思いました。
「なんで、同じ人間なのに会話できないんだ。自分は多分狭い世界に住んでいる。」
そう思ったのが、2015年の春です。そこで急遽2016年にオーストラリアに語学留学に行くことにしました。
とはいっても、大学院受験のためのTOEICはほぼ無いものと換算すると、留学するまで約5年(2011春~2016春)勉強していないことになるのでそのままオーストラリアに行ってもやばいと思い、2015年の夏にアメリカに1ヶ月だけ、大学の留学プログラムに参加しました。目的は英語の勉強ではなく、「生活に関係してくる英語ってどんな感じなんだろう?」を体験することでした。
アメリカの留学では、平日は留学プログラムの参加者と英語のクラスを受講していましたが、学年的に4個くらい下の後輩から笑われるレベルの英語力だったので「本当にひどい」レベルだったのは間違いありません。高校レベルの単語すらほとんど覚えていませんでした。(私が本気で「governmentって何?」って聞いて爆笑していた後輩もいます。)
もちろん、アメリカに行ったところで英語が話せるわけもなく、むしろ、アメリカでの1ヶ月留学では基本日本語しか話さず暮らしていたので、英語力はほとんど上がっていませんが、英語を話すことに対する抵抗はかなり無くなりました。これが1番得たものでした。
アメリカから帰国後もやはり英語はそんなに勉強せず(どんだけ嫌いなんだw)。結局、翌年の2月末にオーストラリアへ行くことになります。
2016年の3月初日〜2017年2月1周目(約11ヶ月間)までオーストラリアの語学学校に通いました。オーストラリア留学に行ってからはまじで本気で全力で英語を勉強をし始めます←遅い。
オーストラリアでの英語勉強の話についてはここでは省きますが、向こうに着いてから9ヶ月目にケンブリッジ英検を受験しFCE(現B2First)という資格をぎりぎりで取ります(FECについての公式サイト)。このレベル感については調べていただければいくつか情報があるかと思いますが、まぁビジネス英語としての最低限のレベルをクリアしているくらいと思えば良いでしょう。
つまり、英語圏で就職などする際に(本当に)最低限としての必要な英語スキルを持っている証明ができたということです。海外移住する(永住権の取得)にあたってはさらに上の資格に合格するレベルまでスキルを上げないといけないため、この段階ではまだまだです。
ちなみにこの頃は本格的な海外移住なんて一才考えていませんでした。頭の中に微かにあるものの、情報も全く持っていないし、「仮に海外移住するにせよ、まだまだ先の話かー」くらいでした。
その後の英語力(2020年5月まで)
そして、帰国し3年経って2020年5月に至ります。
この3年ドラマとか映画は英語でみるとかしてはいたものの、特に熱心な勉強はしていないので今の英語力は正直わかりませんが、3年前より劣っていることは明らかです。
ほんと、勘ですが、今この場でTOEIC受けろ、と言われたら750点くらいではないでしょうか。ただ、海外移住のための英語はスピーキングやライティング要素が入ってくるので、正直なんの目安にもなりませんが。。。ちなみにスピーキングは日常会話程度なら問題ない、くらいです。
と、まぁ長くなりましたが、これが私の英語に関する全ての経歴です。今のレベルから永住権を獲得するのに必要な英語力まで上げる必要があります。
英語がある程度できる人ならわかると思いますが、相当勉強しないと永住権取得のための英語レベルには達しません。しかも私は日本にいます。適当な努力じゃ無理ですね。しかも英語嫌いだし。。。
脱線も程々しくて申し訳ないです。
2020年4月くらいに英語圏に移住するのはどうかな、と考えた時に「英語を0から勉強しなくてもよい。」、「海外移住を挑戦するための英語力の基礎はすでにあるはずだ」と思ったこと、これが一つ目の背景になります。
職歴、学歴について
永住権の取得には仕事・専門スキルも重要なのでお話しします。ここは完結に笑。
※ニュージーランドやオーストラリアに偏った情報なのでご了承くださいませ。
まず、私の経歴は一旦置いといて、もし海外移住をして英語圏で永住権を取りたい場合、基本的にはその国のどこかの企業から内定をもらって働いている状態である必要があると思います。(厳密には内定が必須ではないのですが、現地で働いていないとワークビザがない状態なのでまぁ厳しいかもです。パートーナービザなどは除きます。)
かと言って、じゃどの企業、どの仕事でも永住権を取得できるのかというとそうでもなく、、、その国で不足している専門職としてあなたが働いているか、かつ、大学の出身学科がその専門職と関係あるか、が重要になってきます。(ビザの種類によっては多少の例外はあるかと思いますが。)
極端な話、コンビニのバイト店員のような職にわざわざ永住権を与えることはないと思います。外国の人を雇うのにはかなりのコストがかかるからですね。
話を私の経歴に戻すと、
まず、私の大学時の専門が「工学系(電気・電子・情報)」でした。
かつ、今の職はシステムエンジニア(ソフトウェアエンジニア的な位置)です。
みなさんご存知の通り、世界中でITエンジニアは不足しています。なので、この状況も海外移住に対してかなり有効に使えると考えました。
基本的に、永住権を申請する場合はその職業に関する専攻単位を大学でとっていたか、的なこともみられる場合が多い(必ず?)ようです。なので、そうでない場合は移住先の専門学校や大学に入学して、卒業してから永住権を申請せざる得ないというケースも見受けられます。
私の場合は、運良く大学、大学院、現職もITに関係しており、どう考えても移住には有利な経歴だったので、ここまで揃っていたらチャレンジしない手はないと思いました。これが背景の二つ目ですね。
なぜ今の段階で移住したい先に行って活動しないの?と思う方もいらしゃるかと思いますが、私が申請したい職業としては、(直近?)5年間はその職について現場で働いていることが前提となってくるためです。私はまだ社会人3年目に入ったばかりなので、あと3年間は最低でも現場での経験が必要ですし、今のこの状態で海外で就職先を見つけるのは相当厳しいと判断しました。
(2023年ニュージーランドにワーホリで行く前の追記)今振り返ってみました。もし、今3年前に戻れたら、その場でワーホリビザを取得して、ニュージーランドへ行ってがんばったか?...なんとも言えないです。英語力、技術力を考えると、向こうで職を見つけれた可能性はかなり低いと思います。ただ、そのまま現地の専門学校とかに入ってから就職先を見つけるというルートを辿っていたら、運良かったら今頃は就職先くらいは見つかったかもしれないです。まぁそれでも今の技術スキルと同等のスキルを持っているということは考えにくいと想像します。英語力は、もし、の場合の方が相当高いでしょうね。だから、どっちのスキルを取るか、ですかね?絶対こっちというのはなさそうです。
最終的にニュージーランドへの海外移住を決意したのはなぜか?
私が海外移住を決意した背景や理由は上でほぼ全部なのですが、なんでニュージーランド?になるかと思います。英語圏ならどこでも良いっちゃ良いんですが、永住権の取りやすさとか気候とか、自然とか、銃が少なそうとかを考えると、大体の人がニュージーランド、カナダ(個人的にアジア圏は食べ物があまり好みではなく除外)あたりになりそうなのですが、私の場合はそれ以外に一つだけ違うポイントがありました。
それは私が、ニュージーランドで一度死にかけたことがあるという点です。
2017年1月1日、私はニュージラーンド南島をキャンピングカーで一周していましたがその時に、ある事故に遭いました。救出された後のキャンピングカーの写真がこちらです。
完全にイっちゃってます。
当時、国立公園に向かうため険しい山道を運転していましたが、天気が悪くなったので途中で引き返していた時にハンドルを奪われてしまい、崖から10~15mほど落ちました。幸運だったのは、無傷だったこと、運良く木に引っかかったことです。本当に運が良かったです。(ずれていたら100mくらい落ちていた。確実に○んでいたでしょう。)
この話をし始めると3時間は超えるのでここでは控えますが、その時にニュージーランドの数多くの方々に助けてもらいました。
そんなこともあって、ニュージランドには恩があるというのも決意したのに関係しています。ちょくちょく行って旅行費で貢献するのも悪くないですが、「いっそ住んで国のために働けばいいじゃん。」といった感じです。
ちなみに、2017年の時に助けてくれた人たちの連絡先などを一切聞かぬまま帰国してしまったのですが、どうしてもお礼がしたくなって、GoogleMapsでなんとか場所を特定し、かすかに覚えていた人の名前をもとに、3年後の今年2020年に現地ニュージランドへ再度会いに行きました。助けてくれた方々は全員引っ越しており、見つけるのが大変でしたが奇跡的に直接お会いしてお礼ができました。
最後に
長々となりましたが、まとめると、海外移住したいと思った時に
- 自分にはたまたま基礎的な英語能力が身についていた。
- 仕事が永住権を取りやすい職種だった。大学の専攻も職業に一致していた。
- ニュージーランドに関しては命を助けてもらった過去があった。
という経歴が私にはあったのが挙げられます。
海外移住したい理由があっても、そのための何かしらのスキルがなければ断念しなければならないことがありますよね。。。
逆にいうと、私と似たような経験があったり、それに似たような環境に自分を持っていけば、なんとなく海外移住が見えてくるかもしれません。(崖から落ちる必要はないですが。)
海外移住に必要なものはいくつかありますが、よっぽどの金持ちでない限りは、「移住先の言語」と「移住先が欲している専門スキル」だけはないと話が進まないかも、なので海外移住したい方は是非自分に当てはめて考えてみても良いかもしれませんね。
読んでいただきありがとうございました!