ニュージーランド永住権をSkilled Migrant Category(技能移民部門)で申請するなら知っておくべき申請条件とは?
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初めまして。

私は2027年頃を目処に技能移民部門でニュージーランドの永住権を取得しようと考えています。そのために必要になるのがSkilled Migrant Category Resident Visaです。この記事では、このビザをほぼ確定で取得するためにクリアしなければならない申請条件の最新情報を載せています。

永住権取得までのステップとして、まずニュージーランド政府に"(EOI : Expression of Interest)"と呼ばれる申請書を提出します。そのEOI(一次審査みたいなもの)が認められれば次に、その申請内容が本当に正しいか証明書をもとに審査され、問題なければSkilled Migrant Category Resident Visaを発行してもらうことができます。このビザが実質的な永住権ということになります。

Skilled Migrant Category Resident Visaさえ取得できれば永住権取得と言っても過言ではない(取得の後にちょっとした条件がある)ようですが、一番苦労するのがそこまでに至る申請書(EOI)の項目を埋めるために政府が課すいくつかの条件をクリアすること・その証明書を準備することです。そして、その項目や内容など、いわゆるビザ・永住権の取得のための基準というものは時代が進むにつれて難しくなっています。

私も、将来的にニュージーランドでの永住権を取得しようと行動しているのですが、毎回毎回Skilled Migrant Category Resident Visaの取得条件を調べては忘れていくので今回記録し続けることにしました。とりあえず、私が移住を達成するか、もしくは諦めるかw、までは更新し続けようと思っています。

Skilled Migrant Category(技能移民部門)とは?

最初に述べたように、この記事で記録するのはSkilled Migrant Category(技能移民部門)に関する情報です。技能移民部門での移住とは、簡単にいうと、ニュージーランドに足りていない分野の専門知識を持った人材として移住するということです。

この記事ではSkilled Migrant Category Resident Visa取得時の申請(EOI : Expression of Interest)の項目を埋めるための細かい中身を見ていきます。

Skilled Migrant Category Resident Visaの取得に必要なのはEOIの基準を満たすことなのですが、それを目指すにおいて大切なのは、永住権を申請するまでに、あなた・私はどういった状態になっておく必要があるのかを常に意識しておくことだと思います。

その抽象的な回答だけ先にしておきます。これを意識した上で細かい条件を見ていくとあなたはこれから何をしていけば良いのかが想像しやすいと思います。Skilled Migrant Category Resident Visaを申請するまでに、下の5つの条件を十分に満たせる状態になっておいてください。(申請すらしていない私が言うな、なんですが笑)

  1. 英語力をAdvancedレベルまで上げてその証明書を取得する。(Advancedレベル : Common European Framework of Reference for Languages |CEFR/ヨーロッパ言語共通参照枠で定められた上から二つ目のレベルであるC1)
  2. ニュージーランドで職を得る。その職(あなたが担当する仕事)はニュージーランドに足りていない専門職である。
  3. その専門職に直接的に関係する学科で大学を卒業している。(大学は日本の大学でも良い。)
  4. その専門職で、数年以上の実務経験を継続的に行っている。
  5. 身体が健康であり病気がないことを医療機関から証明されている。また、犯罪歴がない。

英語力のAdvancedレベル以上について、原文を引用しておきます。ここに書いてあるレベル以上の試験のクリア(証明書の提出)が必須です。

they have achieved the required English language test score (IELTS overall score of 6.5 or more, TOEFL iBT overall score of 79 or more, PTE Academic overall score of 58 or more, Cambridge English B2 First (FCE) or B2 First for Schools (FCE for Schools) overall score of 176 or more, OET Grade B or higher in all four skills (Listening, Reading, Writing, and Speaking))

ニュージーランド政府公式サイトより

Skilled Migrant Category Resident Visa取得の申請までの大まかな流れですが、まず、ニュージーランド政府が定めるいくつかの項目・条件をクリアする必要があります。その項目をクリアするたびにポイントが与えられ、ある閾値以上のポイントを持っていると確信があればニュージーランド政府へ申請するというようになっています。基準のポイントさえ超えていれば、いくつかクリアできていない項目があっても問題ない場合もあります。

ただし、英語に関しては別です。Skilled Migrant Category Resident Visa取得のためには、問答無用で先ほどの条件を満たすのが必須です。また、英語力の証明書は過去2年以内のもののみ有効とされます。

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Skilled Migrant Categoryで永住権を申請するための条件をニュージーランド政府の公式サイトで確認する

ニュージーランドの友達の家からちょっと離れたところから見た風景(田舎)

それでは実際にSkilled Migrant Category Resident Visaを取得するための条件をみていきましょう。

条件について簡単に説明しておきます。ビザ申請に関係する項目(年齢、職など)はいくつかあり、それぞれの項目に対するあなたの状態に対してポイントが付与されます。それらのポイントの合計が180(2023/1現在)を超えると基本的にはSkilled Migrant Category Resident Visaを申請することができ、そのポイントを取得できる根拠となる証明書などをもとに申請が通ればできれば、実質永住権を取得できたと言えます。

Selections of EOIs resumed on 11 November 2022 (NZDT). The November selection was at 160 points. From 18 January 2023, EOIs need to have at least 180 points to be selected.

あなたが基準となる180ポイントを超えているかどうかは、この記事を見るよりもニュージーランド政府の公式サイトを見た方が間違いないのは間違いないですが、一度下にリンクがあるので読んで確認してみてください!

Points Indicator for Skilled Migrant Expression of Interest

Age, Skilled employment, Qualifications, Work experience, Partnerと大きく5項目がありましたね。

チェック項目に全て回答した上で合計ポイントが180ポイントを超えていればSkilled Migrant Category Resident Visaを申請する準備を始めても良いと思います。(今の時点で180を超えていたとするとこんな記事見てる暇ないので早く申請しましょう。というか私にアドバイスをしてください。。。)

ところで、あなたはチェック項目に簡単にチェックを入れることができたでしょうか...?

そうなんです。これに自信を持ってチェックを入れるには色々と情報が足りなさすぎるんですね。

確信を持ってチェックを入れるために、サイト内の別のページを何個も見ることになると思います。

また、180ポイント超えていれば、と書いていますが、ニュージーランドの政府がそれを正式に認めてくれるかどうかはわかりません。あなたがなんとなく満たしているだろうと思って提出したEOIの審査をクリアしても、二次審査では政府から「この証明書は条件を満たしていないから無理です。」なんてこともあり得るでしょう。

このように、自信を持って180ポイントを超えているというためには、政府のサイトを隅々まで読み解かなければならないです。そんなのめんどくさくてなかなか毎回はやってられないですよね。。。私も全く同じことを思ったのでここにこうしてまとめていくことにしました。

ところで、先ほどのサイトを見てみると、、、

「あれ、、、さっきのサイトにはMinimum 100 pointsと書いてあったけど、、、最低180ポイントって何言ってんの?」

そう思った方いらっしゃいますね。

はい、私もその一人です。

ここの話は私もよくわかっていませんが、ここに来る前のページには「今のところは180ポイントを超えておけ」とはっきり書いてあります。なんかよっぽどの理由がある場合は100ポイントあれば申請できるんでしょうか?わかりにくいから表記変えた方が良いと思うんですがなんででしょうね。

180ポイントという基準値に関する詳しい情報は下のサイトもご覧ください。ニュージランドへの移住関連の手助けをしてくれるニュージーランド移住アドバイザー専門家集団のサイトNew Zealand Immigration Conceptsが発表しています。

Skilled Migrant Category Points Guide

How many points do you need for your EOI?

上のサイトは今後も何回か確認することになるのでしっかり読んでおくのが良いでしょう。

私がこの辺をまだ詳細まで調べきっていないのは、180ポイントよりもさらに高い圧倒的な点数でビザを申請するためです。ニュージーランドの過去のデータを見ても、これらの基準ポイントが下がったことはほぼありませんし、むしろ、何年かごとに上がっています。一つ前は140ポイントでした。そのため、この160ポイントも数年後には高くなっているかもしれません※。後でさらに高くなって後悔するより最初から高みを目指していればなんとか耐えれるだろうという初歩的な考え方で私は計画しています。

※予想通り、すでに2023年から180に上がっちゃいました。

Skilled Migrant Categoryで永住権を申請するための条件を細かく確認する

前置きがかなり長くなってしまいましたが、Skilled Migrant Category Resident Visa申請のための細かい項目を見ていきましょう。

ビザの申請のために確認するべき項目が5つありましたね。これらAge, Skilled employment, Qualifications, Work experience, Partnerの具体的な項目とはなんのか、何を満たしていればポイントが付与されるのでしょうか。

Age

ニュージーランドでカヌーのツアーに参加した時に遭遇した生き物

年齢は20歳以上かつ55歳以下であれば申請可能で、あとはあなたの年齢によって与えられるポイントが変わってきます。

20歳〜39歳までが一番高い30ポイントで、以降は上がるにつれて段階的にポイントが減っていきます。

これに関しては難しくないはずなので各自先ほどのサイトを確認してみてください。

Skilled employment

ニュージーランドで既に働いている? OR ニュージーランドでの働き先が見つかっている?

今の所私が一番好きなニュージーランドの景色

職に関する項目です。一番大事・必要不可欠なのがこの項目です。

簡単にいうと、「あなたはニュージーランドでの働き先がすでに見つかっていますか?」という質問になっています。

一昔前はそこまで厳しくなかった?ようですが、今はニュージーランドでの就職先がないとSkilled Migrant Category Resident Visaを取得するのはほぼ無理です。

先ほど紹介したNew Zealand Immigration Conceptsにも書いてありますが、Skilled Migrant Category Resident Visaを申請して無事取得した人の9割がニュージーランドですでに働いている・職を見つけた状態( Job-Offer)で申請しているという事実があるみたいです。残りの10%というのは、詳細は分かりませんが、よっぽどのスキルある方や金持っている方たちなのでしょうかね?少なくとも、一般人の私がそこを狙うのは最適な戦略ではないので詳しく調べてはいません。

とにかく、「既に働いている」もしくは「Job Offer(内定的なもの)をもらっている」ならその時点で50ポイントが入りますので、160ポイント中の約1/3となり、これが非常に重要な項目となることはお分かりかと思います。

ただ就職していれば良いわけではない!?

またここも重要ですが、skilled employmentはだた会社で働いていればOK、ではなく、定められた基準を満たした状態でないとダメです。

詳しくはこちらHow we assess skilled employment for Skilled Migrant Category Visasからたどり着けますが、私たちが知っているほとんどの職業(ex. 先生、エンジニア、シェフなどなど)はANZSCO※と呼ばれるリストで管理されています。ほとんどの職業はこのリストのようにskill level 1〜5までに分類され、それぞれのレベルで満たすべき条件が変わります。ざっくりいうと、あなたの職業や給与によってskilled employmentとして認められる基準が違うということです。

ANZSCO(Australian and New Zealand Standard Classification of Occupations) と呼ばれるものでオーストラリアとニュージーランドで共通して使っている職業リストみたいなものです。

レベル1に近づくほど就くのが難しい、もしくは人手が足りていない職業となります。あなたの職業がどのレベルに当たるかはANZSCO Version 1.2 | Australian Bureau of Statisticsを見てみましょう!

50ポイントをもらうためにいったん把握しておくと良いのは、

・レベル1~3だったら、
①雇用契約の時給でNZD $25.50(日本円で時給2,000円程度、年収400万程度)以上でないと申請できない。
②かつ、レベル1の場合で実務経験5年が必須。
③かつ、次に述べるLong Term Skills Shortage List(LTSSL)のリストにも載っている、もしくは、ニュージーランドで職業登録している、している最中である。

・レベル4~5だったら、
①雇用契約の時給でNZD $38.25(日本円で時給3,000円程度、年収580万程度)以上でないと申請できない。
②かつ、実務経験3年が必須。
③かつ、先ほどのリストにも載っている、もしくは、ニュージーランドで職業登録している、している最中である。

ANZSCOに書いていない職業も時給でNZD $38.25(日本円で時給3,000円程度、年収580万程度)以上でないと申請できない。(これに関してはあとは不明。)

です。

非常に読み解きにくいですが、とりあえず、ANZSCOに載っている、かつニュージーランドでも足りていない職業リストLTSSLに載っている職業で業務経験が数年以上あることが必須になります。

上記を満たしていた場合、雇用先にEmployer Supplementary Formを埋めてもらうことでようやく先ほどの50ポイントが見えてきます。

そして、更に、その職の種類や働く場所によって加点される場合があります。

あなたの業務がニュージーランドに足りていない職業の仕事であるかどうか?

確かここで野生のハリネズミを見ました!←ならその写真を載せろよ。

先ほどもチラッと出てきましたが、ニュージーランドにはLong Term Skills Shortage List(LTSSL) というものが存在します。これは、ニュージーランドが独自で定めた、昔から人手が足りていない職種のリストのことで、あなたの職務内容がそのリストの中に入っていれば加点されることになります。

職業リストは上のリンクに全て載っています。まぁ先ほどの条件をクリアする場合はほぼ間違いないなくこれも満たしていると思います。なんで二つもリストがあるのかややこしいですね。ANZSCOだけでいいやん、と思うのは私だけでしょうか。

こちらの加点ポイントは10ポイントです。

例えば、私の場合は大学院卒で、学科の名前がInformation Science and Electrical Engineeringみたいな感じの名前なはずなので、今の職を考えて、以下の分野あたりなら申請可能ということになります。

Occupational Group(職業分野)Occupation(職種)Long Term Skill Shortage List Requirements(資格・学歴の基準)
ICT, Electronics and
Telecommunications
Web Developer
(261212),
Developer
Programmer
(261312),
Software
Engineer (261313),
Software Tester
(261314),
Software
and Applications
Programmers nec
(261399)
下記の学科の学士以上(※リスト中の一部抜粋)
-Computer and Electronic Engineering
-Electrical and Electronic Engineering
-Electronics and Communication Engineering
-Electronics and Computer Engineering
-Electronic/s and Computer Systems Engineering
-Network Engineering
-Software Engineering
-Computer and Information Sciences
AND
a minimum of three years' relevant post-qualification work experience.
私が申請する際に関係がありそうなところだけ抜粋しています。

ここですね。

ここで、あなたが就こうとしている職業と学歴が関係してきます。後で出てくる職の経験年数だけでなく、「あなたちゃんと専門知識持った上で応募していますよね?その証拠は?」というのが証明必須なんです。

冒頭で述べた「その専門職に直接的に関係する学科で大学を卒業している。(大学は日本の大学でも良い。)」がこれに当たります。

日本の大学は入るのも出るのも簡単なヌルゲーなので日本人は学歴取得に関しては非常に強いと思いますが、職とあなたの学歴がきちんとマッチしていることが必須なので場合によっては学校への入り直しなどが必要になることもあります。この場合は、ニュージーランド現地の学校へ行くのがお勧めみたいですね。

私は現在、Webアプリケーションの開発などを専門とするIT技術者として働いており、たまたまそんな感じの学科(システム情報科学みたいな名前)を出ているので多分問題ないと思っていますが、ちょっと不安ではあります。というのも、大学・大学院時代の授業・研究ではWebアプリケーション開発なんて一ミリも触ったことない、聞いたことすらほぼなかったからです。専攻は電気・電子系でした。でも、なんかそんな感じの学部や学科を出てWebアプリケーション開発を新卒から始めているので職歴もしっかりとありますし、まぁなんだかんだで認められるんじゃないかなと軽く信じています。ダメだったらどうしよう。。。

このように自分の学歴と職が正確にマッチしているのかは、EOIを作成する際に専門家に聞いて頼むべきです。私の様なパターンの話なんてNZ政府のHPには載っていないので、自分で判断するのはお勧めできないです。私も来年2022年あたりは本格的に相談し始めるかもしれません。

なお、これらの証明のためには卒業証明書と成績証明書の英語版を大学に請求する必要がある様です。

あなたの働く場所はオークランド以外かどうか?

ニュージランドも日本の東京付近のように人口が一極集中しています。

ニュージーランドでいう東京みたいなところがオークランド(Auckland)です。私はオークランドは行ったことがありませんが、人や会社が数多く存在するみたいで、ニュージーランド的にも一極集中は避けたいのか「あなたの働き先がオークランドでなければ優遇するよ。」みたいな措置をとっています。

まぁネットで仕事を探してみたら分かりますが、オークランド以外で自分の理想の会社を見つけるのはかなり難しいかと思います。

結局オークランドへの一極集中は避けられないのかもしれないですね。

とは言っても、一生オークランドに来るなってことはないと思うのでSkilled Migrant Category Resident Visaや永住権を取るためだけに、一旦別の場所で働いてから後でオークランドに住むって人もいるのかもしれませんね。

ここでもらえるポイントは30ポイントです。これは地味にでかいですw

ちなみに私は働く場所・地域はどこでも良いと思っています。それよりも会社で何ができるかを重視しています。今のところは笑。でもそうなるとやっぱオークランドになるのかな〜。

とか生意気なこと言ってますが、数年後に「オークランド以外で仕事探しています!」とか言ってたら笑ってください。

時給がNZD $51.00以上かどうか?

あなたが働くニュージーランドでの雇用契約の報酬が時給NZD $51.00(日本円だと4000円弱:年収で750万円程度)以上であるかどうかでポイントが加算されます。

ようは、これだけもらっていたらスキルがあるということの証明なので優遇するよ。ということだと思います。

ちなみに、ニュージーランドでは外国人を雇用するということ自体が会社からするとめんどくさいことなので就職すること自体も難しいようです。仮にあなたがニュージーランドで就職して永住権を申請したい場合、会社はニュージーランド政府に対して「なぜ、その人を雇う必要があるのか。現地人では本当にダメなのか?現地人を雇うためにどこまで頑張ってもダメだったから外国人を雇ったのか?」みたいなことまで説明しなければならない場合もあるようです。

話が逸れましたが、それくらい外国での就職は難しいんですね。なので、コネを使うためにいろんな人と出会うことの方が早いかもしれませんね。私はコネが一つもないので地道に頑張るしかないですがw

ここでもらえるポイントは20ポイントです。

Qualifications

学歴はなんですか?

Skilled Migrant Categoryで永住権を取得するためには、先ほども触れましたが、学歴が必要です。

ニュージーランドではthe New Zealand Qualifications Framework (NZQF)と呼んでいるリストを元にこちらのポイントが決まります。

「あなたの学歴・資格はどのレベルに当たりますか?それによって加点されるポイントが変わりますよ。詳しくはニュージランドのNZQFで定めているので確認して下さいな。」ってやつです。

大卒だとNZQFはレベル7(ポイント50)。院卒だとNZQFはレベル9(ポイント70)。博士・ドクターとかはNZQFレベル10(ポイント70)です。院卒の場合、30単位以上とって卒業している、という条件がついています。

これに関しては日本の大学でも問題ないです。日本の場合、全国のほとんどの大学が認められていますので卒業していれば大学で弾かれることはないと思います。詳しくはこちらをご覧ください。日本ってそういう意味で本当に海外移住って楽に実現可能な人種なんだな、って心から思います。パスポート最強だし。

ニュージーランドの学校を卒業しましたか?

ごめんなさい。ここは私に今のところ関係ないのであまり詳しくないですが、ニュージーランドの学校を卒業した学歴があればそのレベルに合わせて5~15ポイントが加算されます。

詳しくは、EOIのチェックシートの備考を読んでみてください。日本の方は結構こちらを利用する方も多いかもしれませんね!

私はもうできれば学校は行きたいくないので、多分利用しないかと思っていてこの観点ではほぼ全く調べていません。

ただ、現地の学校を卒業すると1年間の就活ビザみたいな物がもらえるみたいで、仕事が見つからない場合はそれのために通うことにはなるかも知れません。

Work experience

職務経歴についてです。

申請する職業での経験年数はどのくらい?

「あなたが申請する技能部門の職でどのくらい働いていますか?それを証明できたらポイントをあげます。」みたいな項目になります。

最終的には、今まで働いてきた会社から在籍証明書を取得し、大使館で英訳などしてもらって提出する必要があります。「いつからいつまで働いて、週の平均勤務時間はどのくらいだったか、また、働いていた時の上司とかの連絡先(Reference)はなにか?」みたいなものが必要なんでしょうかね。

2年の経験で10ポイント、それから2年増えるごとに、10年経験まで10ポイントずつ上がっていきます。

でも、skilled employmentで結局3, 5年以上は経験ないとポイントもらえないので、ここでのポイントは皆さん加点対象になると思います。

私の場合はANZSCOのレベル1なので5年の実務経験が必須です。2021年度で4年目となるので、最低でも2023年4月以降でないといけないみたいです。

あなたはニュージーランドで1年以上働いていますか?

すでにニュージーランドで働いている方もいると思います。その場合、あなたが1年以上働いていたという事実と、働いていた場所・会社を証明する書類が必要な様です。

加点ポイントは10ポイントです。

ニュージーランドに不足している職での経験年数はどのくらいか?

タイトル通りですが、LTSSLの中の職での経験が2~5年であれば10ポイント、6年以上であれば15ポイントです。

Partner

パートナーがいる場合、そのパートナーの英語スキルが一定基準(最初に原文を引用したところ)を満たした上で、かつ、以下の条件をクリアしていれば加点されます。

パートナーもSkilled employmentで働いているか?

あなたが申請する時に、あなたのパートナーもあなたと同じようにすでにSkilled employmentの分野で職を見つけていた場合です。

この場合は、20ポイント加点されます。この様なカップル、夫婦はそうそう多くはないでしょうね。私にもパートナーがいますが、特に私の移住計画には加わってくれないみたいですw

このビザを取得できれば、パートナーも一緒に移住が可能なので私の様に一人で取得しても大丈夫です。連れて行けます。

パートナーの学歴がどうか?

上と同じ様に、パートナーの学歴も加点ポイントの対象になります。(大卒:10ポイント、院卒以上:20ポイント)

私は、軽くしか読んではいませんが上で説明したあなたに関する学歴のところとほぼ同じ内容をパートナーにも当てはめるだけだと思います。先ほどのサイトを見てみてください。

パートナーもAdvancedレベルでの英語力が必須なので注意してください。

移住に関する情報の集め方・おすすめYouTube

これまで見てきたように、移住するとはいってもそのためにクリアするべき項目はたくさんあります。また、自分が本当にクリアしているのかは、ニュージーランド政府のHPだけ見ても正確には判断できません。永住権取得の申請条件自体は政府のサイトにも載っていますが「実際はどのようなステップを踏んでいくのか?」などの細かい情報はそんなにネット上にはありません。私はまだ申請すらしていないので、ここでの全ての情報に100%の確信は持てないです。

最終的に自分が申請する場合は、必ずその道のプロに頼む、確認することになると思いますが、それにはお金もかかります。

そんな中、時代は進んでいて既にニュージーランドでの永住権を持っている方がいろいろと情報を提供してくれています。

私の場合は、ITエンジニアでの永住権取得を目指していますが、下に貼っているニュージーランドのゆめこさんのYoutubeはすごく参考になりました。実際にITエンジニアとしてニュージーランドで永住権を取得した方へのインタビュー動画です。

こちらのYouTubeではITエンジニア以外の情報もこれから増えていくようですので、ニュージーランド移住を計画している方は、是非ゆめこさんのチャンネルをCheckしてみることをお勧めします。あなたが申請したい職業で既に永住権を取得した方がインタビューされているかも知れません!

まとめ

だいぶ長くなってしまいましたが、以上がSkilled Migrant Category Resident Visaを取得する時に、ニュージーランド政府に提出しなければならない申請項目(EOI)を埋めるために把握しておかなければならないことの全てです。

このEOIの申請が通れば、その後、書類の最終審査などがあり晴れてSkilled Migrant Category Resident Visaが取得できます。

最後に、Skilled Migrant Category Resident Visaの取得のためにどういう状態になっておけば良いのか、もう一回おさらいしておくと

  1. 英語力をAdvancedレベルまで上げてその証明書を取得すること。(証明書の有効は2年)
  2. ニュージーランドで職を得ること。その職がANZSCOやLTSSLに記載されてあること。
  3. その専門職に直接的に関係する学科で大学を卒業していること。(大学は日本の大学でも良い。)
  4. その専門職で、数年以上の実務経験を継続的に行っていること。それが証明できること。
  5. 身体が健康であり病気がないことを医療機関から証明されていること。また、犯罪歴がないこと。

です。

とにかくこの状態を目指せるならあとのやり方はあなたの自由だと思います!ぜひ、自分のスタイルで達成していきましょう!

一緒に永住権目指しませんか?

冒頭と被りますが、私は2027年頃を目処に専門スキルを持った技能移民としてニュージーランドの永住権を取得しようと考えており、毎日英語の勉強をするなどなんとか計画を進めています。

この記事を読んでくださった方も、もしかしたら、ニュージーランドの永住権取得に興味があるかもしれません。そのような方は是非、コンタクトしてください!一緒に目指しませんか?今はClubhouseとかTwitterとかSkypeとかslackとかなんでもあるので色々と情報交換しながら達成していけたら楽しいだろうなと思っています!

Twitter(@mukku_life)のフォローしていただけると、たまに移住関係の情報など流していきますのでよろしくお願いいたします。あと、ITの技術者の方とかは私と同じ申請の形になると思うのでどんどん情報交換していきましょう。

ありがとうございました!

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