
ニュージーランドに来てから仕事しかしていなかった私にも少しの余裕が出てきた?ようです。シェアハウスのような?寮のような?場所から引っ越して半年ちょい過ぎました。
話は寄り道しますが、人間、30歳を超えると体の心配も少しずつ出てきてしまいますよね。私は普段は椅子に座ってしか仕事をしないので、つまり、まぁ、運動不足です…(昇降デスクを使っていますが、30分超えたらもう座りたくて集中力が無くなるので基本ずっと座って仕事しています…)。ということで、定期的に体動かさんといかんよなぁーとは思っていました。そんな中、昨年の11月終わりにパートナーが家の近くにプール付きのジムを発見し、ブラックフライデーで3ヶ月激安プランが用意されていたのでプール目当てで入会しました。
ジム・プールにはお金を払ったので行けるだけ行った方が得だろうということで今日まで4ヶ月だいたい週に2, 3回はプールにだけ行くようにしています。私は小、中で水泳を8年くらいしていたので泳ぐ方が好きなんです。
日本の市民プールもそうなんですが、市民用のプールって大体の場合が「初心者コース」「中級者コース」「上級者コース」でレーンが分かれています。一般的なランニングとかと違って、水泳は一つのレーンを行って、戻ってくるので、"追い越す、追い抜く"ということが非常に危険な行為(原則禁止)なんですね。なので、できるだけ追い越しが起きないように自分に合ったコースで泳ぐのが一応暗黙の了解としてルールになっています。それは日本もニュージーランドも変わらないようです。(実はニュージーランドは日本と逆回りなんですよね、という激ニッチな話はここではやめておきます。というかそれだけの話なんですが。)
先月くらいまでは運動がてら軽く泳いでいただけでした。今まで運動をしてなさすぎで、本気で泳ぐとふくらはぎを攣っていたんですね。(最初の2ヶ月くらいで計4回くらい攣りました。)でも最近は力の加減も少しずつわかってきたこともあってか、ふと「あれ?今どのくらい早く泳げるんかな?体大きくなったしめっちゃ早くなったのでは?」と思い始めました。
私は上でいう「上級者」コースで泳いでいますが、そのコースになると人は比較的少ないので思いっきり泳げるタイミング、というのができます。この機会を使ってちょっと本気で泳ぐことにしてみたんです。
悲しいことに思っていた予想とは反対でどう頑張っても子供の時の速さで泳ぐことはできませんでした。絶対値としての筋力は増えたんでしょうが、大きくなった体を動かすには筋力が全くたりない、体力も圧倒的に足りないんです。そのちょっとした悔しさからか、行くたびに同じメニューをこなし、同じ状態でタイムがどのくらい伸びるかをここ1, 2ヶ月くらい計っていました。そしたら、まぁ少し伸びてきたんですね。やったことがない人だとわからないかもしれないですが、100mでだいたい5秒くらい早くなったと思います。筋力も体力も下からのスタートだということは継続ができればこれよりもっと早くなることが予想できます。中学で辞めてからはほとんど泳いでこなかったので、体感的には伸び代は大アリです。
まだ子供の時の速さには全く及ばないのですが、そんな中、ふと思ったんです。「これってマスターズの試合出れないのかな?」
ということで先々週いろいろ調べてみました。すると、毎年5, 6月頃にニュージーランド最大のマスターズの公式試合(つまり、一般人のためのニュージーランドの全国大会ですね。)が開催されるということがわかりました。ニュージーランド マスターズ スイミング(通称NZMS。ニュージーランド水泳連盟の傘下?一部門?)が出している募集要項を読んでみると、最近?、ニュージーランドの水泳のマスターズの試合は基本誰でも参加可能である、ということがわかりました。私はニュージーランド人ではないですし、永住権を持っているわけでもないのですが、それでも参加可能なのかをどうしても知りたく、直接ニュージーランド マスターズ スイミング組織に連絡してみました。(余談ですが、一応ニュージーランドの国としての全国大会になるので、国外含め、誰でも受け付けるということに対する批判も一部ででています...)
回答としてはyesでした。ニュージーランドの水泳のマスターズ公式試合に関しては、(詳しい説明は省きますが)、私の場合、ニュージーランド マスターズ スイミングの年会員になる、かつ、ニュージーランドのどこかのクラブチームのメンバーになれば参加可能だということでした。
そんなこんなで、今週ニュージーランド マスターズ スイミング組織にメンバー入りし、クラブチームにも登録しました(クラブチームに問い合わせても一切連絡が返って来ないのは不安なのですが。笑)。これで、今年開催されるニュージーランドの水泳のマスターズ公式試合に出ることができるようになりました。(というか出場しないと年会費もクラブ会費もただの募金になってしまう笑)
あとは実際に試合のエントリーをやるだけなのですが、まだ締め日まで少し期間があるのでこれから戦略を立てます。他のスポーツと同様、水泳のエントリー時の戦略は実は重要なので、あと1, 2週間くらい考えてから正式にエントリーしようと思っています。(世界トップレベルのプロの方はどうかわかりませんが。)
私が最後に本気で泳いだ(レースに参加した)のは15歳の夏です。20年近く経ってしまいましたがせっかくなのでどのくらい通用するのかを試したいと思います。
先週、私が昔やっていた頃とルールが変わっていないかだけ確認しましたがそれは大丈夫なように見えます。少なくとも、当時のように泳いでいればルール違反になることはないようです。ただ、当時と比べると飛び込み台やターンが効率化、進化しており、そこはビハインドなのですが、流石に今から調整するのは厳しそうなので、子供の時と同じようにやってみることにします笑。(Youtubeで見たが難しそうだった。)
とりあえず怖いのは飛び込んだ時にゴーグルに水が入っちゃうことです。それは絶望を意味します。さすがに飛び込みの練習はできる場所がないので一発本番になりますが神に祈りましょう。
さて、どこまでいけるのでしょうか?楽しみです。