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国際線を利用する際は、いろいろな不安がありあますよね。

向こうの空港に荷物ちゃんと届くん?

とか

出発ゲートの場所わからんかったらどうしよ(;´д`)

とか

隣座席のおっさん臭かったら嫌だな。

とか...(これは違いますね。)

そんな皆さんのために!

国際線の乗り継ぎに困らないように、実際に国際便で働くグランドスタッフに話を聞いてみました!

今回は、国際線の乗り換え時に、預け荷物を受け取る時とそうでない時について解説します。

これでもう迷うことは、ない!!!

今回は、話が長〜くなりますので、結論だけ先に書いておきましょう!

●結論

いかなる場合でも、出発時の空港で荷物を預ける際(チェックイン時)に、

乗継便を利用する空港で一旦荷物を受け取る必要があるか直接聞くことです

これだけです。簡単ですね。もうこの記事から去ってもOKです!
...やっぱもう少し付き合ってください。

せっかくなので、詳しく見ていきましょう!

国際乗継便についての基礎知識

乗り継ぎ便の種類

国際便を利用して乗り継ぎを行う場合「どのような航空会社を使って目的地まで行くか」、で呼び方が変わるみたいです。

※経由便がないものを、Direct Flight(ダイレクトフライト)と呼びます。これは目的地へ直接行く飛行機のことです。これについては問題ないと思うので省略します。

今回は、「S国際空港」を出発して「C国際空港」を経由して、目的地「G国際空港」まで行くとしましょう。

S(Start) → C(Connecting) → G(Goal) ってことですね。

では、乗り継ぎ便の種類を説明していきます。

No1. Connecting Flight(乗り継ぎ便)

一つ目は、Connecting Flight(乗り継ぎ便)。

これは、S→C、C→G間の両方で同じ航空会社を利用する場合です。例えば、「日本(S)」から「韓国(C)」を経由して、「アメリカ(G)」へ行く、とします。

その際、日本→韓国、韓国→アメリカの両方でJALに乗る、といった場合ですね。

No.2 Code Share(コードシェア)

もう一つが、Code Share(コードシェア)、共同運行便ですね。

こちらは、S→C、C→G間でそれぞれ違う航空会社を利用する場合のことです。例えば、先ほどと同じく、「日本(S)」から「韓国(C)」を経由して、「アメリカ(G)」へ行く、とします。

その際、日本→韓国はJALに乗って、韓国→アメリカは大韓航空に乗る、と言った場合です。

それぞれの空路で利用する航空会社が違いますよね?

この場合をコードシェアと言います。名前は別に大事ではありません。テストにも出ません笑。

※ただ、預け荷物に関して、No.1とNo.2で違う対処をしないといけないことがあるので注意してください。以下でみていきます。

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預け荷物を経由空港で受け取るかどうか

海外旅行に慣れていない方が不安になるのが、

預け荷物が最終的に自分のところに来るのか?

です。

海外旅行まで行って「自分のスーツケースが流れてこないorz」なんてことになったら発狂ですよね。旅行どころではない。。。

ってことで、そうならないために先ほど説明した二つの場合での

経由空港での流れ

を説明して行きます。

※本来はチェックイン時にスタッフが「次の空港で荷物を受け取ってくださいね!」とかいうはずなので、問題はないと思います。

No1. Connecting Flight(乗り継ぎ便)の場合

※(重要補足)下記に関して、内容を一部変更しています。(2020年1月26日)

こちらの場合は簡単です。

基本、預け荷物に関しては何もしなくて良い!です。※

もちろんですね。同じ航空会社を使うのに毎回荷物を預け直さないといけないなんてのは悲しいですもんね。

ただ、航空会社によってはそうではない場合があるので、やはり、最初に行った通り必ず預ける際にご確認ください。例えば、ジェットスターではこちらのサイトのように表記されています。しかし、実際私が成田→ゴールドコースト(オーストラリア)→クライストチャーチ(ニュージーランド)のフライトをどちらもジェットスター(国際便)を使用した際、乗り継ぎ時に荷物を一回受け取る必要がありました。

経由空港での流れ(預け荷物に関しては何もしなくて良い場合)

先ほど扱いました、「日本(S)」から「韓国(C)」を経由して、「アメリカ(G)」へ行く状況を考えましょう。

S (Start) → C (Connecting) → G (Goal)

日本「間もなく離陸いたします、お客様はシートベルトを...」

...飛行中...

韓国へ到着したら、飛行機を降ります(もちろんですね)。

降りたら、韓国に入国するのではなく(Immigration(入国審査)へ行くのではなく)、そのまま「TransferもしくはConnecting Flights(乗り継ぎ)」と書かれた方面へ行きます。※1

TransferもしくはConnecting Flightsへ進んで行くと「Security Check(手荷物検査場)」に着くので、そこで手荷物チェックを行います。それが終わったら、そのまま「搭乗ターミナル」へ入れます。(手荷物検査場と搭乗ターミナルは繋がっています。)

搭乗ターミナルに入ってもう安心!となりたいところですが、場合によっては、次のチケットをもらっていないかもしれません。その場合は搭乗ターミナル・ラウンジ内の「チェックインカウンター」へ行き、次の便のチケットを発券してもらいます。これで全ての準備は整いました。

あとはラウンジ等でごゆっくり次の便を待ちましょう!

Connecting Flight(乗り継ぎ便)の場合の流れ
飛行機を降りる → [Transfer]もしくは[Connecting Flight(乗り継ぎ)]へ行く → [Security check(手荷物検査場、手荷物チェック)] → [搭乗ターミナル、ラウンジ] → (次のチケットがなければ、)[チェックインカウンター]

※1. 入国してはいけないわけではありません。入国しても全く問題はありませんが、経由便によっては待ち時間が少なく、すぐに次の便に乗る必要もありますよね。入国していたら時間が勿体無くなります!

「次の便まで15時間くらいいあるから、ちょっと観光して行こうぜ!」という場合なら是非入国して、観光してくださいね。私も経験があります。

No.2 Code Share(コードシェア)の場合

コードシェア(共同運航便)の場合はやや複雑です。

でも、最初に申しました通り結論は、

出発時の空港で荷物を預ける際(チェックイン時)に、

次の乗継便を利用する空港で一旦荷物を受け取る必要があるか直接聞くことです。

Alliance(アライアンス)

コードシェアの場合、本来は違う航空会社を利用して移動するので、到着後、預け荷物を自分で一旦受け取らないといけないようにも思えます。

しかし、航空会社の世界にはAlliance(アライアンス)というものがあり、空港会社同士がチーム同盟みたいなものを組んでいることがあります。

世界には大きく3つのアライアンスがあり、大手航空会社はだいたいいずれかのアライアンスに所属しています。例えば、JALはone world(ワンワールド)、ANAはStar ALLIANCE(スターアライアンス)です。

話を戻すと、

もし、乗継便の航空会社が乗継前の航空会社と提携を結んでいた場合、荷物の受け取りや入国をすることなくラウンジへ行くことができる可能性があります。(※また、それらが提携を結んでいなくても、受け取り無しに行くことができることも航空会社によってはある?みたいです。)

可能性と書いたのは、「絶対とは言い切れない」からです。

ごちゃごちゃ何言っているかわからないですね笑。

なので、結論として、コードシェア便を利用する場合は、航空会社同士が同じアライアンスであるかどうかを確認せずとも、とりあえず出発前に「次の乗継便を利用する空港で一旦荷物を受け取る必要があるか直接聞くことになります。

では次に、No.2コードシェア便で荷物を「受け取ることになった場合」と「そうでない場合の流れ」を見ていきましょう。

長くなっていますが、もう少しです!!

先ほど扱いました、「日本(S)」から「韓国(C)」を経由して、「アメリカ(G)」へ行く状況を再度考えます。

あなたはS→CではA航空会社、C→GではB航空会社を利用するとしましょう。(それらが同じアライアンスかどうかは関係なし)

まず、出発する空港に着いたらカウンターで荷物を預け、チケットを受け取りますよね。その際に、「次のC国際空港で荷物を受け取り、再度預ける必要がありますか?」みたいなことを聞きます。

そしたら、優しいスタッフが教えてくれます。まあ聞かなくても向こうから教えてくれるでしょうけどね笑。

返事は、「いいえ(C国際空港では荷物を受け取らずにそのまま乗り継ぎ便に乗っていいですよ)」か「はい(C国際空港で荷物を受け取って、再度預けてください)」のはずです。

経由空港での流れ(荷物受け取り無し)

返事が「いいえ」の場合は、【No1. Connecting Flight(乗り継ぎフライト)の場合】と同じなので、

預け荷物に関しては何もしなくて良い!

というわけです。この場合の流れは、以下です。

コードシェア便で荷物受け取りなしの場合
飛行機を降りる → [Transfer]もしくは[Connecting Flight(乗り継ぎ)]へ行く → [Security check(手荷物検査場、手荷物チェック)] → [搭乗ターミナル、ラウンジ] → (次のチケットがなければ、)[チェックインカウンター]

経由空港での流れ(荷物受け取り有り)

返事がまさかの「はい」の場合は、残念ですが、乗継時に荷物を一旦受け取り、次の航空会社へ再度預ける、という作業が入るので、飛行機を降りたら一旦入国しないといけなくなります。

コードシェア便で荷物受け取りありの場合
飛行機を降りる → [Arrivals(到着便)]や[Immigration(入国)]と書かれた方面へ進み → Immigrationで入国審査を受けてから → [Baggage Claim(荷物受け取り)]で荷物をとって → 荷物チェックを受けて → 到着出口から出て → ようやく自分の利用する次の航空会社でチェックイン(荷物を預ける) → 通常通りに進む、と言う流れになります。

注意点

乗継時間が短い場合

LCCなどで世界を回る際は、「次の便までの間隔が2時間しかない!」ってことなどが結構あります。その際に、荷物受け取りで入国していると時間を取られて、乗り遅れる、なんてこともなくはないので、気をつけて計画しておきましょう。

私の使った便が一度3時間以上遅れて、到着後、次の便に遅れそうなことが一度ありました。

※飛行機の遅れで次の便に乗り遅れても誰も何もしてくれません。もちろん返金もありません。(「〇〇航空会社の会員です。」などは除く。)

なので自分で次の日の便やその日の宿を探すことになります。実際に、こうなった人を何人か見ました。皆さん泣いたり、激おこだったりでした。

乗継が複数ある場合

乗継便が二つ以上ある場合は、各空港で「次の空港に到着後、荷物を受け取る必要があるのか」を聞かなければなりませんのでご注意ください。念のために出発時に確認してくおきましょう。

トランジットビザが必要な場合

「次の空港で荷物受け取って再度預けてくださいね!」と言われた場合、実は注意が必要です。

なぜかと言うと、

先ほど荷物を受け取る際は「その経由空港で一旦入国する」といいましたが、入国できるのは「ビザ」を持っているということになるからです。

日本は恵まれた国なので、だいたいの国では申請なしでその場で観光ビザが取れますが、もちろんそうでない国もあります。

有名なのは、アメリカやカナダ、オーストラリア、ブラジルですね。これらの国ではそれぞれ電子渡航証明書ESTA(アメリカ)、eTA(カナダ)などを取得しておくことが必要です。

※これらの国では、乗継で荷物を受け取る必要があるかないかなどに関係なく、電子渡航証明書を取っておかないといけません。もし取っていなかったら、入国はおろか荷物を受け取ることすらできなくなるかもしれません。。。

なので、自分が経由する便がどの国を通るのか、そこでビザはいるのか?は事前に確認しておいてください。

ブラジルを経由する際は、荷物受け取りのためにトランジットビザが必要です。

最後に

すごく長くなりましたが、知っておいたら安心ですね。何かわからないことはスタッフに聞けばいいので、日本を出る際に聞くとよいとおもいます。

また、出発時に帰りの飛行機のチケットをまだ購入していない方は以下の記事を是非参考にしてください。

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