
ニュージーランドで3年弱くらい働いてきて多少語れるくらいにはなってきたので働く環境、文化に対して日本と比べて好きなところとそうでないところを列挙してみました。
あくまで個人の感想であることをご理解ください。私は日本では三社(人数規模で小、中、大企業、一社ずつ)で働いていた過去があります。ニュージーランドは今の会社だけです。
私が今働いている環境が軸になります。そして私の場合、一般的に聞くニュージーランドの労働環境とは大きく異なる箇所もあるので誤解なきようお願いします。「へー、そういう人もいるんだ。」くらいにみていただけるのがいいと思います。また、私がそう思っているというだけで、何かを責めたり、批判したりしているわけではありません。(めっちゃ保険はっておく。)
ニュージーランドの好きなところ
同僚からのメッセージや連絡を無視しても人間関係が全くギクシャクしない
間違いなく一番に出てくるのはこれですね。同僚から来たチャットをガン無視しても彼らとの関係が全くギクシャクしない、というところです。(と、私が勝手に思っているだけだったら悲しいですが笑。)
私は業務でメールを使用することは皆無なのでチャットだけなのですが、メッセージを無視、放置する人が非常に多い、というかほぼ全員であることには驚きました。もちろん、緊急事態やかなり重要なことに対して連絡を無視するような人はいないです。そうでない場合、おそらく、1. メッセージを見る→2. あとで返そうと思う or 今は都合が良くないから無視→3. 結局忘れる or もういいや、ってなる、の流れが頻発していると思っています。で、誰しもがそうなることをみんなが理解しあっている。(これが大事。)
日本にいた時は、来た(送った)メッセージをずっと無視する(される)、何回か同じ連絡が来ても無視する(される)、ということは記憶上一回もないです。私自身、返事が遅れそうでも「絶対何かしら返信はしとかないと!」みたいに仕事してきたのでそれが染み付いていました。さらに、私自身は返事の早さでいうとかなり自信があった方です。
でも、こっちで同僚同士のコミュニケーションをのぞいていると、まぁメッセージが無視されることが多いです。それでも、普通に対面とか楽しくみんな話すんですね。全く人間関係が壊れることがありません。これは非常に興味深いなと思いました。これは、「お主が鈍感なだけでは?」と思われる可能性もあるのですが、私はわりかし人の反応とか態度には敏感な方なので、大きくずれてはいないと信じています笑。
例えば、何かグループ全体にメッセージを出した人がいたとして、なんの反応もないまま放置、というものを今まで数え切れないくらいみてきました。リアクションスタンプもなしです。全体ではなく誰か向けにメンションがされていてもなんの返事もない、というのも何回も見てきました。その人が意地悪をしたくて無視をしているわけではない、というのが共通認識の中にあるからなのではないか、と思っています。お互い忙しかったり、めんどくさかったり(笑)、何かしらの理由があったから返事ができていないんだろうな、というくらいで終わっているように見えます。
でもこれは、ニュージーランドでは文化的にとりあえず言う、とりあえず頼むみたいなハードルの低さから来ている気もします。それが良いか悪いかは置いといて、「本当に重要だったらまた送ってくるやろ。」みたいな感じです。
結果的に、全てに対してちゃんとした返事をしないといけないプレッシャーみたいなのがないので非常に楽です。私も「これはもういっか...」みたいなやつは、ごめんなさいと思いながらそっと閉じするメンタルになってしまいました。でも日本人の感覚は無くしたくはないので私のメンションがついたメッセージで私が返すべきものは無視しないようにしています。
ミーティングも返事なし不参加は当たり前
上と近いですが、会議とか召集されても反応(意思表示)もなしで不参加とか全然あります笑。なので、人が全員揃わなくても、会議は普通に始まります。
もちろん、個人個人本当に重要だと思う会議は必ず参加します。
就業時間があって、ない
多分どの会社も就業時間の規定みたいなのはあるでしょう。私の場合、今のところで働き始めてから最初の1, 2週くらいは意識していたんですが、あまりにみんな自由だったのですぐに意識しなくなりました。今はもうその時間の規定は覚えてもいません。
みなさんご家庭の都合があるのでそれに合わせて働いている人は多いです。人によって、日によって、朝めっちゃ早く始めて15時前に上がったり、遅く始めて深夜まで働いたり、早朝と夜遅く働いたり、と結構自由です。でも、私が今いる会社ではだれもサボったりとかチームの輪を乱すような働き方は絶対しないのでその辺りの協調性や理解度の高さがこのような柔軟な環境をつくりだしたのだろうとは思っています。
ちなみにニュージーランドでは「残業ない、少ない!」という話がよく出ますが、私の場合は日本にいた時より働いています笑。年に1回は1ヶ月土日無し、平日夜遅くまでとか普通にあります笑。皆さんが羨ましい時もあります。
毎週金曜日は酒飲みながら仕事する
これはニュージーランドだと会社によって多少の違いがあるでしょうが、私の職場では毎週金曜日の昼ごはん以降はお酒を飲みながら仕事OKとされています。
私は日中帯に飲むと集中力が落ちるので仕事に余裕がある時だけにしますが、まぁ気が楽です。多くの人が飲んでいるので仕事で追い込まれる曜日になりにくいからです。お酒をメインに会議なんてこともあるくらいで、気をすごく楽にしてゆったりと仕事できます。自分がタスクを抱え込んでいない週は感覚的に週4.5しか働いていないことになるのでいいですね。
好きとはいえないところ
大雑把な計画に対する成果へのプレッシャーがまぁ強い
あまり好きではない点についてはこれが一番に出てきます。でも正直、好きじゃないところはこれだけと言っていいです。また、私が周りの話とかいろいろ聞いている感じだとこれは全くニュージーランドっぽくないかもしれないので、「ニュージーランドでもそういうところはあるんだー」という感じで思ってください。
私は今まで日本で3社ほど働いてきましたが、全てにおいて計画が全くないとか、あまりにざっくりすぎる、みたいな環境で働いたことは一度もありません。あるサービスを提供するということをやっている場合に、その期日と内容をそれなりにちゃんと計画して、見積もりをして、実行する、というのが私の中で当たり前の認識だったのですが、こっちだと計画の粒度が荒い?大雑把?な感じです。
どれくらい大雑把かというと、そのサービス提供が計画通りにいったのかいかなかったのか判断できないのでは?と私レベルが思う程度です。リリースは期日通りに必ず行いますが、その内容が計画と違う、もしくは、そんなこと聞いてない、という感じですね。多少の違いが生じることは許容範囲ですが、その違いが日本で経験したことのない程度ばかりです。でも、結果にはすごくシビアなので、何が何でも間に合わせなければなりません(遅れは許されません)。何百万、何千万(わざとレンジは適当)みたいな収益に関係する業務だと、顧客にとっては「すみません、間に合いませんでした。」は話にならないのはもちろんですが、あまりにも想定外、計画外が多くないか?みたいなのがあるのでそれは計画依存症の私からすると好きとは言えんなーとなっています。
リリース(サービス提供、公開)の直前になって「この仕様漏れてた...」、「これ考えてなかったねー。」、「この機能も必須!」みたいなのが結構あります。これは働き始めた当初は本当にきつかったです(今もですが)。大きなサービスリリース前は長期間夜遅くまで、プラス土日というのは当たり前です。会社でも「土日あるし、まぁ間に合うでしょ!hahaha」みたいな会話がリリース直前で生まれるのはニュージーランドぽくないなーと思います笑。というか正式な休日出勤除いたら日本で土日働いたことはないわ。
過程としては疑問を感じるところがありますが、最終的にはお客さんが満足しているので、結果に対してはチーム全体でかなりうまくできているようです。これから、過程もちゃんとしていかないとね、と"計画"しているので期待していますが、その"計画"がうまくいくといいな、って感じですね!
一つ誤解しないでいただきたいのは、これは個々の人やチームが優秀かどうか、ということではないということです。はっきり言って私は今まで優秀な同僚にしか囲まれたことがありません。単に働き方、考え方が違うというだけです。でも、今の時代だと、お金的な利益を出すという観点では欧米的な考え方の方が圧倒的に強いと思っています。いわゆる、メリハリってのがめちゃくちゃはっきりしています。
最後に
ニュージーランドで働き始めてから3年弱が経ちました。最初はいろいろ戸惑いましたが、今はだいぶ慣れてきました。いい思い出です。私の主観や人から聞いた話だけでいうと、ニュージーランドでは細かいことをいちいち気にしないので後でつけが回ってきて辛い、逆に日本では将来の問題を避けようとしすぎて細かいことを気にしすぎて辛い、です。一番いいのは日本とニュージーランドのハイブリッドですが、国民性、性格、考え方、文化を考えると多分無理でしょう笑。




![[基礎編]財務諸表(B/S, P/L, C/S)の理解の仕方について知らない奴が知らないなりまとめてた。「財務諸表は三角でわかる」レビュー付き。](https://mukku.life/wp-content/uploads/2023/06/finacial-statemens-note-150x150.jpg)




